ダンダダン
第12話「呪いの家へレッツゴー」
12月19日(木)放送分
人気ゲーム「マブラヴ」シリーズの「マブラヴ オルタネイティヴ」が原作のテレビアニメ「マブラヴ オルタネイティヴ」の第2期が、フジテレビの深夜アニメ枠「+Ultra(プラスウルトラ)」で10月5日から放送される。2003年発売のPCゲーム「マブラヴ」と2006年発売の「マブラヴ オルタネイティヴ」の大きな物語から始まり、歴史が長く、多くのファンに愛され続けている人気シリーズ。テレビアニメ第1期が2021年10~12月に放送され、今作が初レギュラーにして初主演となる神木孝一さんが主人公・白銀武(しろがね・たける)を演じるほか、鑑純夏(かがみ・すみか)役の楠木ともりさんら豪華かつフレッシュな声優陣が集結した。神木さん、楠木さんに第1期を振り返ってもらいつつ、第2期について聞いた。
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神木さん 収録の時はものすごく緊張していて、皆さんの助けを借りながら、やりきれたところはあったのですが、実際に放送を見て、その時、アドバイスをいただいたのはこういうことだったのか……と気づくこともありました。第1期の前半は、武が以前に並行世界で訓練兵として過ごし、BETA(ベータ)と戦った経験から既に知っている知識を生かして、徐々に自信を付けていきます。後半は、未来が変わり、経験していないことが起きて混乱していきます。でも、いろいろな人との出会いを経て、自分がやることを見つけるという武の成長を感じました。
楠木さん 第1期では、純夏の登場は多くはありませんでしたが、大切なシーンが多かったんです。放送を見て、改めてどのキャラクターも人間的な部分がフォーカスされていると感じました。一人一人の育った環境、バックボーンがあり、何を感じて戦いに向かっているのか?というところが掘り下げられていて、私たちの世界にはBETAという存在はいないのですが、人ごとじゃない!となるような距離感を感じ、感情移入していました。
神木さん 原作のPCゲームをプレーするには「マブラヴ」と「マブラヴ オルタネイティヴ」を合わせると100時間くらいかかりますし、アニメをどうまとめあげるか?と監督が悩まれていたというお話を伺っていました。第1期で武の成長が描かれていて、第2期がとても楽しみでした。
楠木さん 純夏は天真らんまんで元気で、ちょっとパワフルなところがあります。武ちゃんのことを本当に大切に思っていて、すごく魅力的な女の子です。第1期は少しずつしか出ていないのですが、武にとっては大事な人であることを感じていました。第2期では、大きな変化もあって、別人のように演じるところもあります。叫んだり、感情的になったりするシーンも多く、感情をしっかり演技に乗せようとしています。トランス状態のようになり、映像もかなりショッキングになります。気持ちとしては、別人のようなつもりで演じた方がいいのかな?と考えています。
神木さん すごかったです。さすがです!となりました。
神木さん いやいやいや、まだまだです(笑い)。ただ、皆さんとの距離感も縮まり、アフレコ現場では少しのんびりした雰囲気があるなと思いました。
楠木さん 第1期から少し時間が空きましたし、取り戻すような感じで、穏やかに収録が進んでいますよね。
神木さん 第1期の時は、先輩たちが先に収録されていて、それを聞きながら一人で収録することが多かったのですが、第2期は、自分が先に収録することや先輩方と一緒に録(と)る機会も多くなりました。いい意味で少し緊張しなくなり、芝居に集中できるようになりました。
楠木さん 第1期ではそんなにご一緒できなかったのですが、すごく集中されていますよね。武ちゃんは感情変化が激しいキャラクターですし、大変そうですが、スイッチが入った時がすごいんです。
神木さん いろいろ相談してアドバイスをいただいています。武は叫ぶシーンが多いので、喉のケアについて聞いたりして、助けられています。師匠だと思っています!
楠木さん 頼っていただけるのはうれしいのですが、師匠はやめてください(笑い)。
楠木さん 武ちゃんは大体、女性に囲まれているからね。
神木さん 第1期の時、同年代の男性と一緒に収録する機会があまりなくて、女性ばかりだったんです。どうなるんだろう……とも思っていたのですが、先輩方に助けられています。
神木さん 武としてどうやって取り組んだらいいのかを考え、そこに集中することができるようになってきたところはあると思います。
神木さん 「マブラヴ」シリーズという大きな世界観がある中で、「マブラヴ オルタネイティヴ」は、戦争、生と死と向き合ったストーリーになっていて、アニメではその根幹の部分が描かれています。壮大な作品ですし、シリアスな展開もあり、いろいろな出来事が重くのしかかってきます。今、この作品をアニメで楽しめることが本当にぜいたくだと感じています。
楠木さん スケールの大きな作品ですし、皆さんの熱意、期待をすごく感じています。私たちもしっかりと向き合って、原作へのリスペクトを込めてお芝居することがやっぱり大切だなと思います。今回のアニメの純夏の役割として、ほかの並行世界のテンション感があるのは純夏だけなんです。危機感を持っていない部分もあり、そこのギャップを大きくしないといけません。純夏の役割を考えながら、役に向き合いました。ここからさらに苦しい戦いが続いていきます。引き続きしっかり向き合っていきたいです。
楠木さん 今回のアニメで「マブラヴ」シリーズに初めて触れる方にも、魅力をお伝えするために、「オルタネイティヴ」の世界だけではなく、ほかの世界も感じられるようなものにしないといけないと思っています。アニメで描かれていない部分も含めて芝居として乗せることも、私たちの大事な役目です。何となくそこを感じていただけるとうれしいです。私たちもまだ最後まで台本をいただいていないので、どうなるのかと、毎回ドキドキしながら収録させていただいています。キャラクターに感情移入していただきたいですし、ぜひじっくり見てください!
神木さん、楠木さんは壮大なストーリーをしっかり読み込み、真摯(しんし)に作品、役に向き合っていて本当にすごい方だなと日々実感しています。第1期に続き、第2期も声優陣の愛の込もった演技にぜひ、注目してほしいです!
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