火狩りの王:西村純二×押井守のアニメ 久野美咲が主人公の灯子に 石毛翔弥、坂本真綾、細谷佳正も

「火狩りの王」に出演する(上段左から)久野美咲さん、石毛翔弥さん、坂本真綾さん、(下段左から)細谷佳正さん、早見沙織さん、山口愛さん(C)日向理恵子・ほるぷ出版/WOWOW
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「火狩りの王」に出演する(上段左から)久野美咲さん、石毛翔弥さん、坂本真綾さん、(下段左から)細谷佳正さん、早見沙織さん、山口愛さん(C)日向理恵子・ほるぷ出版/WOWOW

 日向理恵子さんの長編ファンタジー小説シリーズが原作のテレビアニメ「火狩りの王」で、声優の久野美咲さんが主人公・灯子(とうこ)を演じることが分かった。石毛翔弥さんが煌四(こうし)役、坂本真綾さんが明楽(あきら)役、細谷佳正さんが炉六(ろろく)役、早見沙織さんが綺羅(きら)役、山口愛さんが緋名子(ひなこ)役として出演することも発表された。それぞれのキャラクターのビジュアルも公開された。

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 「火狩りの王」は、“火”をテーマにしたファンタジー。人類最終戦争後の世界を舞台に、子供たちが多くの困難に直面しながらも懸命に生きる姿を描く。アニメは「SAMURAI DEEPER KYO」「今日からマ王!」などの西村純二さんが監督を務め、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「機動警察パトレイバー」などの押井守さんが構成、脚本を担当する。川井憲次さんが音楽を手がける。アニメは2023年1月からWOWOWで放送されるほか、配信される。

 久野さんは「原作を初めて読んだ時、一気にこの世界にひき込まれました。登場人物の心情が繊細な糸のように織りなされていて、一つ一つの表現に触れる度に、心がはじかれるような感覚になります。このお話を読んでいると、ファンタジーのはずなのに、自分の今までの人生を重ねて振り返る瞬間があります。この世界が映像化されることが私もとても楽しみです。灯子は、私に似ているところがたくさんあって、演じていると、自分と灯子の境目が無くなる不思議な感覚にいつもなります。それがたまらなく楽しいのです。全力で頑張りますので、よろしくお願いいたします!!」と意気込みを語っている。

 首都に暮らす15歳の元学生の煌四を演じる石毛さんは「この作品に関わらせていただけることに、ただただ喜びを感じています。原作を読んで、冒頭から夜陰が深々と広がる世界観や物語に一気に引き込まれ、初回収録時にキャストの皆さんのせりふを聞いて、自分の中でいろいろなものがより具体的になったことで“これからこの世界で生きていくんだ”と高鳴りました。皆様に『火狩りの王』の世界に没入していただけるよう、煌四としてしっかりと生きたいと思います」と話している。

 流れの火狩りの明楽役の坂本さんは「小説を読み始めるとすぐに引き込まれ、最後まで一気に読み終えました。たくさん出てくる登場人物の中でも明楽と彼女の連れている狩犬のてまりのことがすごく好きだったので、この役をやらせていただくことになり、とてもうれしいです」と思いを語っている。

 島出身の火狩りの炉六役の細谷さんは「押井守さんの仕事に自分が関わることができるとは思っていなかったので、とても光栄です。アフレコにはゆっくりと丁寧に取り組めていて、その時間を楽しめています。『火狩りの王』の世界観はとても興味深く、自分が趣味で収集してきた知識のおかげで、独特な世界観をふに落とす作業に役立っています。複雑なニュアンスを含んだせりふを言葉にしていく作業は、難しいと自分は感じることがあるけれど、それがとても楽しいです。その作業の中で新しい感覚を経験できていて、それをうれしく思っています」と話している。

 首都随一の富豪、燠火家の一人娘である綺羅を演じる早見さんは「綺羅は、聡明で心優しく、それでいて、かすかに影を感じる女の子です。美しい言葉が連なったせりふまわしが多く、収録で声に出すたびどこか澄んだ気持ちになっています。この作品ならではの独特の空気を感じながら、精いっぱいアフレコさせていただきたいと思います。ぜひ、放送をお楽しみください」とメッセージを送った。

 煌四の妹の緋名子役の山口さんは「人類最終戦争終了後の世界がテーマとなっているお話ということで、メッセージ性が強く、今の世界の情勢にも当てはまる部分が多い内容のアニメになっています。このような作品に関わることができ、とても光栄です。私が演じる緋名子は、兄の煌四のことが大好きな可愛らしい女の子です。このような素朴な少女がどのようにこの世界と向き合っていき、変化していくのか、緋名子にも注目してご覧いただけたらうれしいです。放送をお楽しみに!」と話している。

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