名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
東映アニメーション、ドラマと映画、アニメ、音楽などを展開する韓国のCJ ENM(シー・ジェー・エンターテインメント)が10月8日、韓国・釜山で開催中の第27回釜山国際映画祭でカンファレンス「日韓の国境とジャンルを乗り越える協業:いまや収穫のとき!」を実施した。CJ ENMは、第92回アカデミー賞で作品賞を受賞した映画「パラサイト 半地下の家族」を出資、配給したほか、大ヒットドラマ「愛の不時着」「ボイス」なども手がけてきたことでも知られており、昨年10月に東映アニメーションと業務提携することを発表した。カンファレンスでは、東映アニメーションが、CJ ENMの子会社のBlaad Studios、JK Film、NAVERの子会社のSTUDIO Nとオリジナル企画、小説原作のアニメ、実写作品を制作することが発表された。Blaad Studiosと「説話遺物保存課」「スーパーガール」「クリスタル」という作品を制作することも明らかになった。
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カンファレンスを終えた東映アニメーション執行役員の鷲尾天エグゼクティブプロデューサーが取材に応じ、「企画を進めている段階です。これまで東映アニメーションでは国内市場を前提にアニメを制作してきましたが、グローバル展開を前提に企画を進めていて、刺激を受けています」と語った。
カンファレンスで、鷲尾プロデューサーは、日本と韓国のコンテンツの特徴について「韓国のコンテンツは、ストーリー展開などにサプライズがあります。日本のコンテンツの特徴は成長です。主人公が視聴者と一緒に成長しています」と分析し、「一緒になることで、最高のコンテンツを作ることができる」と話した。
CJ ENMのIP開発センター長の李鍾旻さんは「東映アニメーションの長所は、ファンと一緒に成長し、長期的に事業を続けていくことです。今回の協業は、韓国のアニメ業界にとっていい機会だと思います。合作することでワールドクラスの企画力、作品のクオリティーなど東映アニメーションのノウハウを学んでいきたい」と話した。
日本と韓国の企業が協業する中で、文化の違いなどを乗り越える必要がある。映画「殺人の追憶」「私の頭の中の消しゴム」などを手がけた車勝宰プロデューサーは「日本との合作は簡単に見えて、実はとても難しい。互いに似ている面もあり、理解もできますが、実は違う面も多い。互いを理解して、信頼を重ねていくことが大事になる。日本は過程を大事にしますが、韓国は過程よりも結果を重視します。違いを理解し、解決すれば、何の問題もないと思います」と語った。
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