PiXMiX:「一人一人でも“戦える”」と成長実感 2ndアルバム、5周年ライブ、さらに“その先”へ

10月19日にセカンドアルバムを発売する「PiXMiX」のメンバー(左から)和泉芳怜さん、武内愛莉さん、大谷美咲さん、桐島十和子さん
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10月19日にセカンドアルバムを発売する「PiXMiX」のメンバー(左から)和泉芳怜さん、武内愛莉さん、大谷美咲さん、桐島十和子さん

 東宝芸能所属のアイドルグループ「PiXMiX(ピックスミックス)」が、10月19日にセカンドアルバム「まだ、旅の途中。隣には君がいる。」を発売する。同作は4人体制となって初のアルバムで、8月に先行リリースされた2曲「ノンフィクション」「ソーダトニック」も話題となっている。アルバム発売後にはグループの5周年を記念したワンマンライブも開催される。「一人一人が成長してきて、一人一人でも“戦える”と思っている」と、ここに来て成長を実感するメンバーに話を聞いた。

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 ◇戦闘能力が上がった4人が力を合わせれば、もう最強

 PiXMiXは、2017年10月に本格始動したアイドルグループで、2019年10月にメジャーデビューを果たした。現在は武内愛莉さん、和泉芳怜さん、桐島十和子さん、大谷美咲さんの4人組で、昨年10月、和泉さんが「ミスマガジン2021」でグランプリに選ばれたことも話題となった。

 4人体制となっての始動は今年6月から。先行リリースされた「ノンフィクション」はスタートダッシュの曲となった。

 作詞を手掛けた大谷さんは「『PiXMiX』での人生を小説に置き換えたような楽曲。歌詞になっている『君』や『僕』は人それぞれの捉え方ができるのですが、私たちにとっての『君』は仲間やファン、スタッフさんであり、ファンの方たちも『このフレーズが好きだよ』と具体的に感想を伝えてくれることが多い。私自身、ひとフレーズ、ひとフレーズに自信を持って書いた曲だったので、すごくうれしいです」と声を弾ませる。

 さらに同曲のレコーディングを通じて、メンバーが「覚醒している」と感じたという大谷さんは、「私が全力を注いだ歌詞に対して、メンバーが全力でぶつかってきてくれて。歌っている顔が見えていなくても、すごく(歌や歌詞が)届くなって感じました」と告白。

 その手応えからか、現在のPiXMiXを「一人一人が成長してきて、一人一人でも“戦える”と思っている」と表現し、「戦闘能力が上がった4人が力を合わせれば、もう最強だなって、そうなることに対して、今はとてもワクワクしています。一人一人が頑張っているので、足りないところがあっても補えるし、4人になってからより(グループとして)強固になった気がしています」と自信をのぞかせた。

 ◇「まだ、旅の途中。隣には君がいる。」現在進行形な感じが、すごくいい

 そんなPiXMiXの今を伝えることになるセカンドアルバム。前作「君がいたから」リリースから6人組から4人組へと体制が変わったが、武内さんは、「セカンドアルバムには昔の曲も入っているので、4人で再度レコーディングを行ったのですが、以前はメンバーの声も幼かったし、歌うパートも変わっているので、また違った雰囲気になっていると思います」とアピールする。

 タイトルの「まだ、旅の途中。隣には君がいる。」については、大谷さんは「私たちがメジャーデビューしたときのキャッチコピーが『未完成のパーフェクトガールズ』。4人体制のスタートダッシュとなる『ノンフィクション』にも“未完成”という言葉が入っているのですが、私たちは“まだ、旅の途中”で、ここから“人生は続いていくんだ”っていうことを、私たちだけじゃなく、タイトルを考えてくれたスタッフさんも思ってくれていることが、うれしくて」と明かす。

 和泉さんも「“旅”ってワードは、6人で出した前作にも、『卒業レールウェイ』という曲があって、結構出てきていたし、“隣には君がいる”というフレーズも、メジャーデビューシングルの『その先へ』に出てくる『隣に笑う君がいる!』という歌詞に近くて、全部私たちに関係しているし、『まだ、旅の途中。隣には君がいる。』って現在進行形な感じが、すごくいい」とお気に入りの様子。桐島さんは「アートワークも、線路をバックにしていたり、駅で電車を待っていたりとか、旅をしている感じで、そこにもストーリーがあって、早く実物を手にとってほしいなって思います」と語った。

 ◇「今の私たちにしかできないようなライブ」で「成長を見せていけたら」

 また、和泉さんが「1回、1回のライブがすごく響くものになってきているんじゃないかと自分たちでは思っていて。それは美咲が書いた歌詞を、4人が感情を込めて歌うっていうところに、“伝えたい”という強い思いがあるから」と話すように、5周年ライブに向けて期待は高まるばかり。

 武内さんは「もう5年も活動しているんだって、振り返って思うのですが、周年ごとにいろいろなことをやってきて、ずっと見に来てくれている方も、最近、知ってくれた方にも、今の私たちにしかできないようなライブをお届けしたいです」、桐島さんは「前までは頼りなかったけど、今はすごく声も出ていると思うし、『頼り甲斐がある感じになったね』と言われることも多くなったので、そういう成長を見せていけたらいいな」と意気込む。

 大谷さんも「周年っていうのもそうだし、『5』という数字も一つの節目。これがPiXMiXなんだって、今、自分たちができる、最大のパフォーマンスを見せたい。これまでの歴史も大切にこれからの未来を信じて、という思いも共通してあるので、それが届くような熱いライブにしたい」と力を込めた。

 ◇ツアー、アニメ&主演ドラマ主題歌 膨らむ夢 志がもう一段階上に

 セカンドアルバムも5周年ライブも4人にとっては通過点でしかない。

 今後に向けて、武内さんは「ツアーをしてみたいです。まだないので、全国を回りたいです」、和泉さんは「いつかはアニメの主題歌を。まだ進出していない分野だったりもするので」と希望を抱き、桐島さんも「メンバー4人のうち誰かの主演ドラマの主題歌を。愛莉が主演だったら、愛莉がセンターの曲で。そういうのも憧れです」と夢を膨らませている。

 最後に大谷さんは、「結成当時から『日本武道館に立ちたい』と言ってきたので、そこはブレずにやっていきたいですし、最近はより現実的な目標になってきたと思っています。これまではただ立ちたい、大人数に見られたいって言っていたのですが、今は来てくれた人、全員を感動させたいと、志がもう一段階上がってきたので、その志を忘れずに、ここから4人で戦っていきたいと思います」と気を引き締めていた。

 ※「PiXMiX 5th Anniversary LIVE」の詳細は以下の通り

 日時:2022年10月22日
 会場:新宿ReNY(東京都新宿区)
 開場:午後3時15分/開演:午後4時
 一般チケット発売中

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