10月18日からスタートする連続ドラマ「君の花になる」(TBS系、火曜午後10時)で主演を務める女優の本田翼さん。ドラマは、挫折した元高校教師の寮母・仲町あす花(本田さん)と、個性豊かな7人のボーイズグループ8LOOM(ブルーム)の共同生活を描くオリジナル作品だ。「ボーイズグループをゼロから作るという企画に驚いたし、すごく挑戦的な内容。今までにない新しいドラマを作ろうとしていて、そこに自分も主演として参加できてうれしい」と話す本田さんに、今作への思いを聞いた。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
ドラマは、吉田恵里香さんのオリジナル脚本。あす花と8LOOMのメンバーが、それぞれ苦難を味わいながらも切磋琢磨(せっさたくま)して一緒にトップアーティストになる夢に向かう様子を描く。
本田さん演じるあす花は、夢をかなえて高校教師として奮闘していたが、ある出来事をきっかけに挫折してしまう。姉の家に転がり込んで3年がたった頃、“住み込みの寮母”をすることになるが、そこは崖っぷちの7人組ボーイズグループ“8LOOM”が共同生活する寮で……という役どころ。
今作のオファーを「挑戦的な作品に主演というお話をいただけてうれしかった」と振り返った本田さん。あす花の印象について、「共通点が多く、共感できる」と話した。基本的に明るいあす花を演じているといい、「あす花はダメなものはダメと言うし、おせっかいをするようでみんなの負担にならないようにちゃんと線引きをしている。そういう部分が自分とかなり近い」と明かす。
また、「あす花はつらい過去があるけれど絶対に表に出さない。アドバイスをするときも、相手に押し付けない。私も人に押し付けられるのが苦手なので、共感できる」と話す。
ある出来事をきっかけに挫折し、引きこもりがちになったあす花。本田さん自身は、挫折したときや、悔しいことがあったときはどうしているのだろうか。「直面した時、これが自分の精一杯だったと思える生き方をするように心がけています。だから、もし悔しいと思っていても後々『あの時の自分はちゃんとやっていた」と納得できて、その経験が自分の糧になるように、きちんと受け止めて、その上でこれからどう行動するかをその都度、考えています」
8LOOMは、リーダーの佐神弾(さがみ・だん)役の高橋文哉(たかはし・ふみや)さん、成瀬大二郎(なるせ・だいじろう)役の宮世琉弥(みやせ・りゅうび)さん、古町有起哉(ふるまち・ゆきや)役の綱啓永(つな・けいと)さん、一之瀬栄治(いちのせ・えいじ)役の八村倫太郎(はちむら・りんたろう)さん、桧山竜星(ひやま・りゅうせい)役の森愁斗(もり・しゅうと)さん、久留島巧(くるしま・たくみ)役のNOA(のあ)さん、小野寺宝(おのでら・たから)役の山下幸輝(やました・こうき)さんで構成。
メンバーたちの印象について、「みんな若いので、私と一回り離れているメンバーもいてショックだった(笑い)」と語った本田さん。信頼関係を作るためにもコミュニケーションについては意識してとるようにしたといい、「人狼ゲームも一緒にやりました。 楽しかったです!」と笑顔で明かしていた。
「みんなを元気にできる、花のような先生になる」との夢を掲げ、高校教師をしていたあす花は、ある出来事を機に挫折して退職。姉・仲町優里(木南晴夏さん)の家へ転がり込み、日々を何となく過ごしていた。
優里と恋人の三ッ谷満男(菊田竜大さん)が結婚することになり、独立を決意したあす花は、住み込み寮母の求人に飛びつく。しかし、そこはデビューするも売れない7人組ボーイズグループ・8LOOMの寮。グループのリーダーは、かつての教え子・佐神弾だった。
個性派ぞろいの8LOOMは事務所の社長・花巻由紀(夏木マリさん)に、半年後の契約更新はできないと告げられ……?
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