女優の當真あみさんが11月24日、東京都内で行われた劇場版アニメ「かがみの孤城」(原恵一監督、12月23日公開)のプレミアイベントに登場した。作品の内容にちなみ、ある日突然どんな願いでもかなえてやると言われたら? と聞かれた當真さんは「誰とでもコミュニケーションをとれる、“鬼のような”コミュニケーション能力が欲しい」と回答。「人に話しかけるのが苦手で……人とお話するのは好きですけど、話しかけるのが苦手なので。それがあれば無敵なんじゃないか、と」と理由を明かしていた。
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當真さんは2006年11月2日生まれ、沖縄県出身の16歳。「カルピスウォーター」(アサヒ飲料)の第14代CMキャラクターを務め、今年は連続ドラマ「妻、小学生になる。」「オールドルーキー」(共にTBS系)に出演し、話題となった。
「かがみの孤城」で主人公の中学生・こころの声を演じている當真さんは、冒頭のあいさつで「こういう舞台あいさつは初めてで、緊張しているんですけど……でもキャストの皆さん、たくさんのお客さんに来ていただいてうれしいです」と喜びを表現。1000人以上が参加したオーディションでこころ役に選ばれた心境を聞かれると、「最初は本当に驚きというか……原作がもともと好きで読んでいて、私はアニメも好きなので、好きな作品で声優として関わることができるというのは本当にうれしい」と率直な気持ちを明かした。
最後には「登場人物たちの表情や声優のみなさんの声など、小説とはまた違うアニメーションならではの魅力がたくさん詰まっているので、ぜひ劇場で見ていただきたいなと思います」と呼び掛けていた。
「かがみの孤城」は直木賞作家・辻村深月さんのベストセラー小説が原作。青春期独特の繊細な感情や感性を描いたファンタジーミステリーで、2018年に全国の書店員が「一番売りたい本」を選ぶ「本屋大賞」を受賞した。学校での居場所をなくして家に閉じこもっていた中学生・こころの部屋の鏡が光り始め、吸い込まれるように鏡をくぐり抜けると、城のような不思議な建物にたどり着く。そこではこころと似た境遇の7人が集められ、城の中に隠された秘密の鍵を見つけた者は、何でも願いがかなう……という展開。
プレミアイベントには北村匠海さん、吉柳咲良さん、板垣李光人さん、横溝菜帆さん、梶裕貴さん、宮崎あおいさん、原監督も出席した。
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