THE FIRST SLAM DUNK:特別本「re:SOURCE」に幻の読み切り「ピアス」収録 井上雄彦の“絵”と“文字”を解析

「THE FIRST SLAM DUNK」の特別本「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」の裏表紙(C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners
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「THE FIRST SLAM DUNK」の特別本「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」の裏表紙(C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners

 井上雄彦さんの名作バスケットボールマンガ「SLAM DUNK(スラムダンク)」の新作劇場版アニメ「THE FIRST SLAM DUNK」の“特別本”「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE(リソース)」(集英社)が12月15日に発売される。同書に劇場版アニメの宮城リョータのストーリーの部分的な下敷きとなった井上さんの読み切り「ピアス」が収録されることが分かった。「ピアス」は、「週刊少年ジャンプ」(同)1998年9号、「週刊ヤングジャンプ」(同)2001年49号に掲載され、コミックスには未収録だった“幻の読み切り”で、特別本に初収録されることになった。

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 「THE FIRST SLAM DUNK re:SOURCE」は、井上さん自身が監督を務め、脚本を手がけたことも話題の劇場版アニメの特別本。井上さんがアニメの制作過程で描いた“絵”と“文字”を収録し、解析する。約1万5000字に及ぶロングインタビューでは、井上さんが劇場版アニメ制作に挑戦した動機、「スラムダンク」ファンへの思い、制作を終えた思いなどを語る。劇場版アニメの制作決定から公開までに発表されたビジュアルなども収録する。B5判、176ページ。価格は1980円。

 「スラムダンク」は、1990~96年に「週刊少年ジャンプ」で連載されたバスケットボールマンガ。赤い髪の不良少年・桜木花道がひょんなことから湘北高校バスケットボール部に入部。安西先生の下、主将の赤木剛憲や流川楓、宮城リョータ、三井寿、木暮公延らとともに全国制覇を目指す……というストーリー。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上。

 テレビアニメが1993~96年に放送され、ゲーム化もされた。2006年には、若いバスケットボール選手を支援するため「スラムダンク奨学金」が設立された。2018年にコミックスのカバーを井上さんが新たに描き下ろした「新装再編版」(同)、2020年にイラスト集「PLUS/SLAM DUNK ILLUSTRATIONS 2」(同)が発売されたことも話題になった。

 新作劇場版アニメは、木村昴さんが湘北高校バスケットボール部の桜木花道を演じるほか、神尾晋一郎さんが流川楓役、仲村宗悟さんが宮城リョータ役、笠間淳さんが三井寿役、三宅健太さんが赤木剛憲役として出演する。12月3日に公開され、2日間で興行収入が12億9000万円を突破するなど大ヒットしている。

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