七つの大罪 怨嗟のエジンバラ:妖精の正体はランスロットだった アニメ初登場 内山昂輝「動じない態度を意識」

「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ」に登場するランスロット
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「七つの大罪 怨嗟のエジンバラ」に登場するランスロット

 鈴木央(なかば)さんの人気マンガが原作のアニメ「七つの大罪」の新作「七つの大罪 怨嗟(えんさ)のエジンバラ」の前編に登場する妖精の正体がランスロットであることが分かった。ランスロットは、「七つの大罪」に登場するバンとエレインの息子で、新作アニメの主人公・トリスタンとは少年時代に共に戦いの訓練をしていた。マンガ「七つの大罪」の“正統続編”「黙示録の四騎士」にメインキャラクターとして登場しているが、アニメに登場するのは初めて。

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 新作「怨嗟のエジンバラ」は、鈴木さんが描き下ろす完全新作ストーリーで、「七つの大罪」のエリザベスとメリオダスの子供・トリスタンの活躍を描く。妖精は、トリスタンがエジンバラへ向かう道中で出会うキャラクターで、衝突しながらも戦いを通して心強い味方となっていく。重要なキャラクターでもある妖精の正体がランスロットであることが本編で明かされる。

 ランスロットを演じる内山昂輝さんは、アニメ「七つの大罪」シリーズに初めて出演し、「(メリオダス役の)梶(裕貴)君が主役をずっと務めているのを部外者として眺めていて、これほど長く続く作品なのだから、今回の映画もとてもたくさんの人に待ち望まれているだろうと思いました。収録には『黙示録の四騎士』を読んでから臨みました。同時にランスロットの背景も調べた上で、キャラクターを固めていきました」とコメント。ランスロットについて「とても強いキャラクターなので、そういうところをベースに、余裕のある感じや、年齢にそぐわないふてぶてしさとか、全然動じない態度を意識しました」と語っている。

 ランスロットの魅力については「前編に関して言うと、とにかく強いところ。がむしゃらに頑張るような姿は見せないけど、ピンチの時には他のキャラクターを助けるところが格好いいなと思います」と話している。

 新作は3DCGアニメで「特にアクションシーンの動きの豊富さや迫力が素晴らしくて圧倒されるので、見ごたえのある作品になっています。この新たな挑戦と言える作り方が成功していると思いますし、完成したものを見て、スタッフの方々が表現したかったことをしっかりと感じられたので、このチャレンジをファンの方にも受け入れていただけたら、作り手の一人としてうれしく思います」と見どころを語っている。

 「七つの大罪」は、「週刊少年マガジン」(講談社)で2012~20年に連載された人気マンガ。かつて王国転覆を謀ったとされる伝説の逆賊・七つの大罪の戦いが描かれた。同作の“正統続編”となる「黙示録の四騎士」が2021年1月から同誌で連載されている。

 テレビアニメ第1期が2014年10月~2015年3月、「聖戦の予兆」が2016年8~9月、「戒めの復活」が2018年1~6月、「神々の逆鱗」が2019年10月~2020年3月に放送。2018年8月には初の劇場版「天空の囚われ人」も公開された。テレビアニメの最終章「七つの大罪 憤怒の審判」が、2021年1~6月に放送された。新作劇場版「光に呪われし者たち」が同年7月に公開された。

 「怨嗟のエジンバラ」は前・後編で、前編がNetflixで配信中。後編は2023年8月に配信される。

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