テレビ東京の朝の子供向けバラエティー番組「おはスタ」にレギュラー出演している土方エミリさん。“おはガール練習生”を経て、昨年9月、新たな番組アシスタント“シン・おはガール”に選ばれ、話題となった。現在14歳で、すでに身長は171センチと、その長身を生かし、モデルとしてイベントや雑誌でも活躍している元気で明るいポジティブガールだ。「『おはスタ』に出合えて本当によかったなっていうのが、毎回毎回、生放送が終わったあとに思うこと。こんなにテンションを上げて、心から笑うって、普段の生活では頻繁にはないだろうし、楽しいって気持ちがすごく大きいです」と明かす土方さんに話を聞いた。

あなたにオススメ

「豊臣兄弟！」では池松壮亮が！　大河ドラマ“秀吉俳優”史を振り返る

　◇「おはスタ」出演日は朝3時起き　“スバにぃ”を「尊敬」

　土方さんは2008年9月9日生まれ、東京都出身の14歳。中学2年生で、学業の両立を含めて、充実した日々を送っている。

　「『おはスタ』に出演する日は、朝3時起き。生放送が終わったすぐあとに、電車に乗って、1時間目が始まるギリギリに学校に着いて、授業に参加するので、ちょっと眠いなっていう日はあります。でも、“おはガール”は限られた期間、今しかできないものなので頑張りたいなって思っています」

　“シン・おはガール”のエミちー（番組内の愛称）として、歌やダンスにも挑戦。ダンスはかつてNHK・Eテレの番組「Eダンスアカデミー」に出演していた経験を生かせる絶好のチャンスとなったが……。

　「“おはガール”で一緒のごっちん（後藤花さん）とかほっち（河村果歩さん）と比べて、私だけ歌は未経験ということで、不安もあったのですが、練習するうちに『楽しい』と思えるようになりました。先日レコーディングをしたのですが、無事に終えて。自分の中で、アーティスト活動は想像していなかったのですが、すごく楽しかったので、ダンスを含めて、もっと頑張っていけたら」

　「おはスタ」のメインMCを務める“スバにぃ”こと木村昴さんと土方さんは、親がドイツ人と日本人というのが共通点。ドイツ語で会話をすることもあるといい、「“スバにぃ”は、司会はもちろん　声優としてすごく人気があって、俳優としても活躍している。なんでもできるところがすごいなって思いますし、尊敬します」と声を弾ませた。

　◇「相棒20」で演技にも挑戦　モデルとしての目標は？

　茶色のロングヘアとスラリとした手足が目を引く土方さん。昨年9月、さいたまスーパーアリーナ（さいたま市中央区）で開催された大型ファッションイベント「第35回 マイナビ 東京ガールズコレクション（TGC）2022 AUTUMN／WINTER」では、モデルとして「TGC SPECIAL COLLECTION」ステージのランウエーを歩いた。

　「今までやってきて、自分の中でしっくりきたのはモデルさんのお仕事。雑誌の専属モデルを目標に頑張っていけたらなって思います。あとは映像（演技）のお仕事も楽しいので、モデルを中心にマルチに活躍することできれば」

　映像の仕事といえば、昨年3月に放送された人気刑事ドラマ「相棒season20」（テレビ朝日系）に仲間由紀恵さんの娘役で出演し、演技にも挑戦した。

　「『相棒』で少しだけ演技の楽しさを見いだせましたが、初めて撮ったのが、仲間由紀恵さんと反町隆史さんに囲まれてのシーンで、もうそこは緊張でいっぱいでした。でも、昔から続いている人気ドラマということで、今までにないくらい反響があって、学校の先生からも『出てたね』と言ってもらえて、その影響力の大きさに驚かされました」

　“スバにぃ”を尊敬する一方で、憧れの存在として挙げるのが「中条あやみさん」だ。土方さん自身も好きな雑誌の一つである女性ファッション誌「CanCam（キャンキャン）」（小学館）の専属モデルで、女優としても、ドラマや映画で活躍し、CMにも数多く起用されてきた中条さんは「理想の頂点」だとか。

　「TGCでは、ちょっとした“事故”というか、中条さんに人違いで、運良く話しかけていただいて。それをきっかけに少しお話しすることができてうれしかったです。肩をトントンってたたかれて、振り向いたら中条さん。『間違えてごめんね』と謝られたのですが、私の方は『やったー！』って感じ。中条さんはTGCのトップバッターを何回もやられているので、私もそこを目指していけたら」と夢を膨らませていた。