名探偵コナン
#1146「汽笛の聞こえる古書店4」
12月21日(土)放送分
鈴木央(なかば)さんの人気マンガが原作のアニメ「七つの大罪」の新作「七つの大罪 怨嗟(えんさ)のエジンバラ」。鈴木さんが描き下ろす完全新作ストーリーで、「七つの大罪」のエリザベスとメリオダスの子供・トリスタンの活躍を前・後編で描く。前編はNetflixで配信されており、トリスタンと新キャラクターである妖精のコンビに注目が集まっている。妖精役の内山昂輝さんは、トリスタン役の村瀬歩さんについて「それぞれの素材を生かして自分らしく表現すれば、何も語らずとも自然にお互いが引き立て合う存在だという共通認識がありました」と厚い信頼を語っている。
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「怨嗟のエジンバラ」では、トリスタンが新たな仲間と出会い、愛する家族を守るために、かつて王国を捨てた聖騎士・デスピアスが居城を構えるエジンバラへと向かうことになる。その道中でトリスタンと妖精は出会い、衝突しながらも戦いを通して絆を深めていく。
劇中では、どんな相手にも物おじせず挑むトリスタンと、冷静に状況を判断しながらトリスタンを守る妖精の抜群のコンビネーションが描かれ、内山さんは「村瀬さんとは声質的に重ならないので、それぞれが自分の持ち味を発揮すればいいコンビネーションになるんです」と話している。村瀬さんと内山さんは、「ハイキュー!!」「DEVILMAN crybaby」「さらざんまい」など多くの作品で共演しており、「怨嗟のエジンバラ」でもトリスタンと妖精の通じ合った関係が自然と表現できたという。
前編の終盤では、妖精の正体がランスロットであることが明かされる。ランスロットは、「七つの大罪」に登場するバンとエレインの息子で、トリスタンとは幼少期からの友人でもある。村瀬さんは妖精が正体を明かした際のトリスタンの心情を「妖精がランスロットだとは分かっていなかったけれど、どこかシンパシーを感じるところがあったので、ビックリしたと同時にどこか納得もしたはずです」と分析。
妖精とトリスタンの関係について「妖精は、トリスタンにとって背中を預けられる特別な存在です。ほかの仲間には、ちゃんとしている自分でいなくちゃと背伸びをしているようにも見えますが、妖精の前では完璧じゃない自分も見せていいんだという気持ちが感じられました」と話している。
普段は素っ気ないランスロットも、次々と敵を倒していくトリスタンを見て「やりゃあ、できんじゃん」と実力を認める様子もうかがえる。村瀬さん、内山さんの熱演もあり、「七つの大罪」シリーズに新たな名コンビが誕生した。後編でも、トリスタンとランスロットの息の合った戦闘シーン、掛け合いに注目したい。
「七つの大罪」は、「週刊少年マガジン」(講談社)で2012~20年に連載された人気マンガ。かつて王国転覆を謀ったとされる伝説の逆賊・七つの大罪の戦いが描かれた。同作の“正統続編”となる「黙示録の四騎士」が2021年1月から同誌で連載されている。
テレビアニメ第1期が2014年10月~2015年3月、「聖戦の予兆」が2016年8~9月、「戒めの復活」が2018年1~6月、「神々の逆鱗」が2019年10月~2020年3月に放送。2018年8月には初の劇場版「天空の囚われ人」も公開された。テレビアニメの最終章「七つの大罪 憤怒の審判」が、2021年1~6月に放送された。新作劇場版「光に呪われし者たち」が同年7月に公開された。
「怨嗟のエジンバラ」後編は2023年8月に配信される。
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