ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
上松範康さんとRUCCAさん、音楽クリエーター集団「Elements Garden」によるメディアミックスプロジェクト「テクノロイド」のテレビアニメ「テクノロイド オーバーマインド」が、1月4日からテレビ東京ほかで放送される。異常気象により土地の大部分が水没し、アンドロイドが人間の代わりに労働を担う近未来を舞台に、アンドロイドたちが“エンターテインメントタワー”バベルの頂点を目指す姿が描かれる。次世代を担うフレッシュな若手声優が多く出演することも話題になっている同作で、メインキャラクターのアンドロイドによるユニット「KNoCC(ノックス)」に抜てきされたのが、コバルト役の浦和希さん、クロム役の渋谷慧さん、ケイ役の峯田大夢さん、ネオン役のkaytoさん。4人に収録の裏側や、KNoCCの魅力、2023年の抱負を語ってもらった。
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浦さん ゲームでは謎になっている部分がいろいろあったのですが、アニメでは世界がさらに広がって「これはこういうことだったのか」という新たな発見がたくさんありました。アニメはゲームの10年前の世界で、時系列がつながっているからこそ「演じるのは大変だな」とも感じました。自分の中でも緻密に計算しないと、つじつまが合わなかったりするだろうし。新しいストーリーが紡がれるということで、スタッフさんといろいろなお話をしながら、細かく作っていくという感じでやらせていただきました。
渋谷さん アニメは、ストーリーの本筋が結構重めなんですよね。心に迫るようなエピソードが多いので、シナリオを読んだ時は「この作品はただ者じゃないな」と感じました。
峯田さん 浦くんが言っていた通り、ゲームと話はつながっているんですけど、「実はこうだったんだ」という種明かしというか、伏線の回収の仕方に結構びっくりしました。それを含めて、ゲームをもう一度やり直す人もいるんじゃないかなと。もちろん、ゲームをプレーしていなくても、純粋にアニメとして楽しめるんですけど、ゲームをプレーしていると、さらに気付くところがあって、何倍も面白くなるようなエピソードもあります。
kaytoさん 「テクノロイド」は歌もあるので、楽曲とシナリオがリンクする瞬間があって。歌詞を知っているからこそ、シナリオを読んでいる時に感動というか、思わず拳を握っちゃうみたいな感じはありました。皆さんもアニメで歌を聴いてもらえれば分かっていただけるのかなと思います。
浦さん コバルトくんはすごく好奇心旺盛で真っすぐなキャラクターです。一つの物事が気になると、それに向かって猪突(ちょとつ)猛進で、周りを巻き込んで話を進めていくようなパワーを持っています。演じる時は、彼の純粋さ、可愛らしさが失われないようにと思いながら、気をつけて演じさせていただきました。周りを振り回すからこそ、それが嫌な感じに映らないように、爽やかな方向にちゃんとなるように、監督のイム(イムガヒ)さんにもいろいろなディレクションをしていただきながら演じさせていただきました。
渋谷さん 僕が演じるクロムは、元々丁寧で穏やかな気質がすごくあるんですけど、それを出しすぎると人間ぽくなってしまうので「アンドロイドらしさを失わずに」ということをイム監督からも音響監督の長崎(行男)さんからもディレクションしていただきました。そうすることで、話数を重ねていくごとに変化が見えてくると思うので、自分の中でもしっかりと考えながら演じさせていただきましたし、監督やスタッフさんたちに導いてもらいながら、作っていけたなとすごく感じます。
峯田さん ケイは見た目通り、無愛想なところがあったり、自分勝手に見えるところもあるキャラクターです。でも一方で、彼の“パラメーター”は「子供」に振り切っていて、結局は面倒見のいいやんちゃな男です。
峯田さん このパラメーターにもすごい意味があって、作品を見ていただくと、「だからパラメーターはこうなっているんだ」というのがひもとかれていきます。その真実を目の当たりにした時は、みんなも驚愕(きょうがく)すると思います。
kaytoさん ネオンはすごくマイペースで、興味がないことには我関せずという子なんです。でも、気になることは結構気になって止まらなくなる。多分、自由気ままな末っ子ポジションなんです。心の中ではめちゃめちゃお兄ちゃんたちが好きだったりもして「こいつ可愛いな!」と思える、そんな子ですね。
渋谷さん 4人で掛け合いするのが本当に初めてだったんです。ゲームではほかのキャラクターの声を想像することしかできなかったんですけど、4人でやることによってKNoCCとしての空気感というか、まとまりがすごく強まったんです。それぞれのキャラが本当に「そこにいる」という感じがして。僕は、アニメのレギュラーが初めてだったので、その空気感にすごく助けられたなと感じましたね。
kaytoさん そうですね。第1話を収録した時に、生コバルト、生クロム、生ケイの中に、僕が生ネオンとしているわけじゃないですか。それにもう、すごく感動しちゃって。うわー本物だ!みたいな。その前からプライベートで仲良くしてもらってたりはしていたんですけど、いざ役として接するとなった時に、また違った感動がめちゃめちゃありました。ちょっと心の中ではしゃいでました。
峯田さん 僕は、4人でいることは当たり前のことというか、いつもの延長線にあるなと思っているので、変な緊張も特になかったです。いつも通り、みんなと接するように接して。もちろん、役として接するので、普段とは違うんですけど、やっていることはいつもと変わらない。みんなと話すという。
浦さん 実家のような安心感があったよね。「ここは本当にアフレコブース?」みたいな、今から寝転がってもいいんじゃない?ぐらいリラックスできる感覚があったりして(笑い)。その中で、自分は挑戦的なお芝居をさせていただいたり、アドリブをみんなでやったりとか、いろいろトライさせていただけたので、すごく気持ちよくお仕事ができる空間だったなと思いましたね。
kaytoさん 4人の歌声が重なった瞬間の掛け算というか、それがこれまでの僕にはなかなか起こらなかった掛け算だなと思っていて。僕は今まで1人で歌ってきたので、今回誰かと一緒に歌うというのが未知数だったんです。でも、実際に4人で歌ったら重なった瞬間に掛け算で無数に魅力が増していく。おのおのの声の魅力をお互いに伸ばし合っていて、本当に届けたいところにまで届けられている、僕らの中では確信をもってそう言えるんです。それは、なかなかない相性だと思います。
峯田さん 本当にそうですね。以下同文です(笑い)。
浦さん あとは、心がまだまだ育まれていない彼らだからこその青臭さみたいなところがすごくあったりして、その成長の軌跡を見られるのも彼らだからこその魅力だなとすごく思いますね。それは楽曲でも、お芝居でも、みんながすごく頑張って表現したところなので、何か感じ取ってもらえるとうれしいですね。
kaytoさん 「テクノロイド」の音楽がどこまでも広がっていくような、そんな年にしたいです。アニメも1月というスタートの月から始まるので、1年をかけていろいろな形で「テクノロイド」の音楽がいろんな人の耳に届いたらと思います。耳に入れば、心にまで絶対刺さってもらえると思っているので。そんな年にできるように自分も頑張りたいなという思いです。
渋谷さん 僕は無病息災ということで(笑い)。アンドロイドって、病気しないじゃないですか。それってすごくいいなと。人間は体調を崩しちゃうことがありますけど、アンドロイドには病気という概念は多分ないから、それは見習わないといけないなみたいな(笑い)。それに、2023年から「テクノロイド」はいろいろなことが動いていくと思うので、ライブですとか歌を披露する場面があったら、健康で元気いっぱいにフルパフォーマンスできたらなと思います。
峯田さん 2023年の抱負は、強くなること。心身ともに強くなって、お芝居の面、歌の面でも、いろいろな面で強くなって、自分のできることを増やしていきたいです。「テクノロイド」はいい曲ばっかりなので、それをみんなで歌う機会があったらうれしいです。そういうことができる世の中になって、お客さんが声も出せるような世の中になっていったらいいなと。最高の環境で、最高の音楽を届けられたらいいなと思います。
浦さん 僕は、永久に心だけは若くいたいなと。年を重ねる上で、少しずつ大人にならなきゃいけない場面もすごく増えてきたなと。そんな中でも、役者としていつまでも純粋な心を忘れたくないなと思っているんです。KNoCCの彼らを見ていると、純粋な心をすごく思い出せるので、彼らを見習って、純粋な心を大切にして、若々しく。年を一つ重ねるごとに、心は1歳若返るぐらいの気持ちで、2023年も頑張って過ごしていきたいなと思いますね。
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