脚本家の野島伸司さんが2月2日、東京都内で開催された「2023年 エランドール賞」の授賞式に登場した。映画・テレビドラマで活躍した俳優やプロデューサーを表彰する同賞で「新人賞」を受賞した“愛弟子”奈緒さんの祝福に駆けつけた。
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奈緒さんは、野島さんが総合監修を務める俳優養成スクール出身。この日、プレゼンターとして登場した野島さんは「できのいい娘をもった父親の感覚。彼女を気に入ってくれて引き上げてくれたプロデューサーたちに感謝です。僕が(脚本を)書いて、奈緒が主演することはないだろうなと思ってきましたが、もう(実現が)すぐそこまできてしまった。僕ももう年なので、あと何本書けるか分かりませんが、(キャリアの)最後の作品は僕から奈緒にオファーしてやりたい」とコメント。最後に「これからも長く心に残るソフトを残していただけたら」と愛弟子に温かいメッセージを送った。
“恩師”野島さんの言葉を涙ぐみながら聞いていた奈緒さん。授賞式後の会見では「(野島さんは)師匠であり、人としてもいろいろ教えていただいた。(これからも)恩返しできるよう頑張りたいです」と意気込んでいた。
エランドール賞は1956年に始まった顕彰制度。今年は「新人賞」に奈緒さん、中川大志さん、芦田愛菜さん、松下洸平さん、岸井ゆきのさん、間宮祥太朗さんが選出された。「プロデューサー賞」を映画「ある男」の田渕みのりさんと秋田周平さん、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」の堀之内礼二郎さん、「プロデューサー奨励賞」を連続ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」(フジテレビ系)の草ヶ谷大輔さん、「特別賞」を劇場版アニメ「ONE PIECE FILM RED」の製作委員会、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の制作チーム、連続ドラマ「silent」の制作チームが受賞した。
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