シティーハンター:新作劇場版「天使の涙(エンジェルダスト)」今秋公開 こだま兼嗣が総監督 「原点を探る作品」 特報に「Get Wild」

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」の特報の一場面(C)北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会
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「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」の特報の一場面(C)北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会

 1980~90年代に人気を集めた北条司さんのマンガ「シティーハンター」の新作劇場版アニメのタイトルが「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」に決定し、今秋に公開されることが分かった。2019年に公開された前作「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」に続き、こだま兼嗣さんが総監督を務め、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」などのむとうやすゆきさんが脚本を手がける。サンライズ、アンサー・スタジオが制作する。

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 冴羽リョウ、槇村香が登場する特報もYouTubeで公開された。3人組ユニット「TM NETWORK」によるエンディングテーマ「Get Wild」が流れる中、香が女性に手を出そうとするリョウをハンマーで殴るシーンや、高速道路を疾走するリョウの愛車、正体不明の覆面戦士とのアクションシーンが描かれた。

 こだま総監督は「アニメ放送開始から36年、もはや避けて通れない冴羽リョウの原点を探る作品となっています。愛ともっこり、そしてハードボイルド。冴羽リョウの前に現れる史上最強の敵。傷を負いながらも依頼を遂行しようとする冴羽リョウ。究極の戦いが、ここに始まります。アクションたっぷりの映像をお楽しみください」とコメントを寄せている。

 「シティーハンター」は、1985年にマンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まったマンガ。東京・新宿で、裏社会ナンバーワンの始末屋(スイーパー)冴羽リョウの活躍が描かれた。コミックスの累計発行部数は約5000万部。1987~99年にテレビアニメが放送されたほか、3作の劇場版アニメが製作された。2018年にはフランスの実写映画「シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション」が公開された。2019年に約29年ぶりとなる劇場版アニメ「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」が公開され、累計興行収入が15億円を突破するなどヒットしたことも話題になった。

 新作は、現代の東京を舞台に冴羽リョウの過去を描き、パートナーだった槇村秀幸の死の核心に迫る。前作に続きオリジナルキャストが集結し、冴羽リョウ役の神谷明さん、槇村香役の伊倉一恵さん、野上冴子役の一龍斎春水(麻上洋子)さん、海坊主役の玄田哲章さん、美樹役の小山茉美さんが出演する。

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