神谷明:「シティーハンター」冴羽リョウ演じて37年 最高のコンディションで臨んだ「天使の涙」

神谷明さん
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 北条司さんの人気マンガ「シティーハンター」の劇場版アニメとして2023年9月に公開された「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」のブルーレイディスク(BD)&DVDが7月31日に発売される。約20年ぶりの新作アニメとして2019年に公開された「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」に続く劇場版アニメで、興行収入が10億円を突破するなど大ヒットした。1987年に放送をスタートしたテレビアニメシリーズから約37年にわたって主人公・冴羽リョウを演じ続けている神谷明さんに同作への思いを聞いた。

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 「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」は、現代の東京を舞台に冴羽リョウの過去を描き、パートナーだった槇村秀幸の死の核心に迫る。投与した者を超人兵士に変える闇のテクノロジー・エンジェルダストの最新型を手に入れようと東京に暗殺者が現れ、槇村秀幸の命を奪った禁断の開発を巡る争いが描かれる。アニメでは初めて、冴羽リョウの育ての親である海原神が登場したことも話題になった。

 「新宿プライベート・アイズ」「天使の涙」は、神谷さん、槇村香役の伊倉一恵さん、野上冴子役の一龍斎春水さん、海坊主役の玄田哲章さん、美樹役の小山茉美さんらおなじみの豪華声優陣が再集結した。

 「『新宿プライベート・アイズ』は全員一緒に収録できましたが、『天使の涙』はコロナ禍だったこともあり、一つのスタジオに最大3人しか入れませんでした。でも、別のスタジオをオンラインでつないで、モニターで映像を見えるようにしていただいたので、一緒にいるような感覚で収録できました。念入りに作られたからこそ、素晴らしい作品になったんだと思います」

 分散収録ではあったが高い熱量で挑んだ。

 「最初に、レギュラーメンバーが顔合わせて『みんな元気に集まれてよかったね』と言い合い、それぞれのスタジオに分かれていきました。『新宿プライベート・アイズ』の時よりもさらに元気になって、ギアが上がっていました。4年前に『新宿プライベート・アイズ』を経験したことが大きかったんでしょうね。また集まれる喜びが大きかったんです」

 「天使の涙」のBD&DVDの完全生産限定版のうち、150枚の盤面に神谷さんの直筆のサインが入ることも発表された。神谷さんは、ディスクをプレスし、ケースや箱に封入する静岡県内の工場、ソニー・ミュージックソリューションズ 静岡プロダクションセンターを訪れ、サインを入れた。

 神谷さんは「BD&DVDが売れることで、新作が確実になっていくでしょうし、僕も10枚くらい買います! 親戚に配ったり、お歳暮やお中元代わりにしようと思っています」と力を込める。「天使の涙」を何度も見てほしい。

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