内田雄馬:「ブルーロック」玲王、凪の因縁振り返る 「今もしんどい」

「ブルーロック」のイベント「ブルーロック 特別上映会 エゴイストナイト」に登場した(左から)海渡翼さん、浦和希さん、島崎信長さん、内田雄馬さん(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会
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「ブルーロック」のイベント「ブルーロック 特別上映会 エゴイストナイト」に登場した(左から)海渡翼さん、浦和希さん、島崎信長さん、内田雄馬さん(C)金城宗幸・ノ村優介・講談社/「ブルーロック」製作委員会

 「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中のサッカーマンガが原作のテレビアニメ「ブルーロック」の上映イベント「ブルーロック 特別上映会 エゴイストナイト」が3月26日、ユナイテッド・シネマ豊洲(東京都江東区)で開催され、御影玲王(みかげ・れお)役の内田雄馬さんが登場した。内田さんは、玲王と凪(なぎ)誠士郎の因縁が生まれた二次セレクションへの思いを明かした。

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 内田さんは「人間はもがいたり、あがいたりするんですけど、その根源がポジティブではないところで動くこともあるというのがすごくリアルでした。ワールドカップを一緒に取るぞ!ってポジティブな動機ではなく、あいつ(潔世一)をぶっ倒す!っていうものに変わる。同じことをやっているのに目的意識や行動原理が変わっていったので、二次セレクションは人間性を掘る時間でした。だからしんどかったし、終わった今もしんどいです(笑い)」と語った。

 イベントには、潔役の浦和希さん、蜂楽廻(ばちら・めぐる)役の海渡翼さん、凪役の島崎信長さんも登場した。凪の視点から“ブルーロック(青い監獄)”での戦いを再構成する劇場版アニメ「劇場版ブルーロック-EPIOSODE 凪-」が制作されることが発表されており、島崎さんが喜ぶと、内田さんは「あの頃は良かったな……」と話し、因縁が生まれる前の凪と玲王の関係に思いをはせた。

 島崎さんは、二次セレクションについて「潔を選んだ時も、玲王と2人で世界一を目指す気持ちは凪の中で変わっていなくて、自分が強くなるためには、一旦、潔についたほうがいいから、強くなったらまた会おうねくらいの気持ちだったと思う」と分析。

 第19話で、玲王が「見捨てるなら見捨てろよ」と発言し、凪が怒ったシーンについて、島崎さんは「一緒に世界一を目指す玲王の気持ちってそんなものだったの?って、人に興味がなかった凪があれだけ怒ったのは、玲王だからっていうのはあったと思う。でも、言われたほうはたまったものではないよね(笑い)」と振り返った。

 イベントでは、アニメのMVPを考える企画も実施された。内田さんは「潔です。あいつをぶっ倒して、俺(玲王)が一番のエゴイストだと証明してやる!」と語り、凪と玲王の因縁について複雑な心境を吐露し笑いを誘った。

 イベントの最後に、内田さんは会場に集まったファンに向けて「役者として心を揺さぶられましたし、自分の人生にも影響を与えている気がするので、玲王を演じていると、しんどいことがたくさんあるんです。でもそれはありがたいことで、心を揺さぶられる作品に立ち向かえて幸せです! 第2期と劇場版も決まっているので、アニメも原作も応援していただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

 「ブルーロック」は、金城宗幸さん原作、ノ村優介さん作画のマンガ。日本をサッカーW杯優勝に導く“絶対的エースストライカー”を誕生させるための国を挙げたプロジェクト“ブルーロック(青い監獄)”がスタートし、集められた300人の高校生が戦いを繰り広げることになる。ストライカー300人の生き残りをかけたバトルロイヤルを描くという斬新な設定、個性的なキャラクターが人気を集めている。コミックスの累計発行部数は2400万部以上。

 テレビアニメ第1期が、テレビ朝日の深夜アニメ枠「NUMAnimation(ヌマニメーション)」枠で2022年10月~2023年3月に放送された。テレビアニメ第2期が制作されることも発表されている。

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