ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」。フジテレビ系ほかで4月に放送をスタートし、圧巻の映像で表現された無限城、上弦の鬼の迫力、主人公・竈門炭治郎と刀鍛冶の里の少年・小鉄との“スパルタ”な修業シーンなどが話題になっている。2019年に放送されたテレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」から主演として炭治郎を演じる花江夏樹さんに演技のこだわり、「刀鍛冶の里編」の見どころ、収録の裏側を聞いた。
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「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。コミックスの累計発行部数は1億5000万部以上。新作アニメ「刀鍛冶の里編」は、前作「遊郭編」から続くストーリーで、鋼鐵塚蛍(はがねづか・ほたる)ら刀鍛冶が集まる刀鍛冶の里での物語が描かれる。
2月3日に公開された劇場上映企画「ワールドツアー上映『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」では、「刀鍛冶の里編」の第1話が先行上映されたことも話題になった。ワールドツアー上映は、日本を含む世界95の国と地域の映画館で上映され、花江さんら声優陣は各地の舞台あいさつに登場。「鬼滅の刃」の世界的な熱狂ぶりを肌で感じたという。
「これまでも海外のファンの皆さんの反応を直接感じたことはあるんですけど、やはり皆さん、僕たちの一言一言に対してすごくアクションしてくださるので、『鬼滅の刃』を愛してくださっているんだなというのがすごく伝わります。これだけの国と地域の方々が、こんなに情熱を持ってくれているんだということを感じることによって、日本はもちろん、世界の皆さんにも届けていきたいという気持ちになりました」
「刀鍛冶の里編」第1話では、無限城に鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)、上弦の鬼が集結するシーンが描かれた。花江さんは、圧巻の映像美で表現された無限城に「『竈門炭治郎 立志編』でも無限城が描かれているシーンがあったが、改めて本当にびっくりした」といい、「アニメを制作されているufotableさんの意気込みを感じるような作り込みでした」と語った。
「刀鍛冶の里編」では、霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)、恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじ・みつり)がメインキャラクターとして登場する。無一郎役の河西健吾さん、甘露寺役の花澤香菜さんに対して、花江さんは「柱として身を預けられるような心強さがあります」と感じているという。
「9人の柱が初登場した『柱合会議』の時点で、お声が『ぴったりだな』と思っていました。僕自身、『鬼滅の刃』の一ファンとして、『どんなふうにこのせりふを言うのかな?』と想像しながら原作を読んでいたのですが、いざ一緒に収録してみると、もちろんぴったりな『これこれ!』というシーンもありますし、想像を超えてくるというか、また違った角度で『それもいい!』と思いました。お2人ともすごく実力がある方なので、安心感があります」
アニメで花澤さんが演じる甘露寺を見て「こんなに可愛いんだ!」と魅了されたという花江さん。
「柱はみんなそうなのですが、甘露寺さんも個性的な感性をしているなというのは感じつつ、炭治郎や禰豆子に対してすごくポジティブな気持ちで接してくれる。また煉獄さん、宇髄さんとは違った頼りがいがあっていいなと思いました。あとは、原作の時からもちろん甘露寺さんは可愛かったのですが、花澤さんのお声が付くことでより可愛さが増したように感じます。第1話で炭治郎が甘露寺さんに耳元でささやかれて鼻血を出すシーンがありましたが『あんなささやきをされたら、そりゃそうだよな』と。僕もちょっと鼻血が出そうでした(笑い)」
無一郎役の河西さんとは、新人時代に同じ作品でモブ役をやっていたといい、収録も「自然体の空気感でやれている」と話す。
「河西さんは、普段はひょうひょうとしている方なんですけど、憂いを帯びた中に優しさが感じられるお声で、無一郎を絶妙なさじ加減で演じられているなと、一緒に収録していて思いました」
花江さんは、小鉄役の村瀬歩さんとの収録も印象に残っているという。第2話では、戦闘訓練用の絡繰(からくり)人形、縁壱零式(よりいちぜろしき)と炭治郎が戦う修業シーンが描かれ、小鉄のスパルタ指導が話題になった。
「村瀬くんとは、普段から仲が良いんです。炭治郎が修業している時のやり取りで、小鉄くんもかなり毒舌だったり、早口だったり、声を荒げたりするので、大変だなと。『お互い頑張ろうね』と団結してアフレコに挑みました」
新たな登場人物との出会いがあるごとに、収録現場でもキャストが入れ替わっていく。2019年のシリーズ当初から炭治郎役として現場の中心を担う花江さんは、どのような思いで収録に臨んでいるのだろうか。
「まず、僕自身が原作を本当に大好きというのがあります。自分の性格としては、現場でお話をして盛り上げるタイプではないので、炭治郎として演じる際は、初めて参加される方にも熱量が伝わればいいなと思って、テストから全力でやっています。あとは、主演の自分が『一番原作であったり、アニメであったりを好きだ』という気持ちを持っています」
花江さんは「基本的に現場では僕はおとなしい方だとは思いますが」と言いながらも、作品への愛が伝わってくる。改めて炭治郎を演じるにあたっての思いを聞くと、「楽しさと難しさは同じ」と語る。
「炭治郎は、本当に心が真っすぐで優しくて、家族思いで、そのためにひたすら戦っているので、演じていて僕自身もすごく背中を押されるんです。『こうでありたいな』と思える、本当に尊敬できる存在です。炭治郎を演じることが、自分にとっての人間的成長であったり、モチベーションにもつながっていて、そこがやっぱり楽しいなと感じるのですが、逆に難しいのもそこなんですよね。炭治郎を演じる時は、本当に雑念的な気持ちが何もない状態でずっといなきゃいけない。僕の中にはないものが炭治郎の中にはあるので、そこをどうにか寄せていかなければいけない大変さがあるなと感じます」
炭治郎と共に歩んできた花江さん。「刀鍛冶の里編」では、修業の末、さらに強くなった炭治郎を演じる花江さんら声優陣の熱演に心動かされるはずだ。
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正しい表記となる。
※鬼舞辻無惨の「辻」は点一つのしんにょうが正しい表記となる。
※煉獄の「煉」は「火+東」が正しい表記となる。
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