駒田蒸留所へようこそ:P.A.WORKS“お仕事シリーズ”最新作 劇場版アニメが11月公開 早見沙織、小野賢章出演

「駒田蒸留所へようこそ」のビジュアル(c)2023 KOMA復活を願う会/DMM.com
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「駒田蒸留所へようこそ」のビジュアル(c)2023 KOMA復活を願う会/DMM.com

 「true tears」「SHIROBAKO」などのアニメ制作会社「P.A.WORKS」が制作する劇場版アニメ「駒田蒸留所へようこそ」が11月に公開されることが分かった。「花咲くいろは」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」「白い砂のアクアトープ」といった“お仕事シリーズ”の最新作で、ジャパニーズウイスキーの蒸留所が舞台のオリジナルアニメとなる。「有頂天家族」などの吉原正行さんが監督を務め、中本宗応さんと木澤行人さんが脚本を担当。早見沙織がさんが名ウイスキー復活のために奮闘する蒸留所の跡取り娘・駒田琉生、小野賢章さんが蒸留所の取材に訪れるニュースサイトの記者・高橋光太郎をが演じるほか、内田真礼さん、細谷佳正さんらが出演する。

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 同作は、先代である父亡き後、実家の駒田蒸留所を継いだ若き女性社長・駒田琉生が、経営難の蒸留所の立て直し、幻のウイスキーKOMAの復活を目指して奮闘する姿が描かれる。

 吉原監督は「自らの仕事の成果が出るのに何年もの時間を要し、次世代へと受け継がれていくウイスキー作りに取り組む琉生と、目標に向かって進む人をうらやましく思いつつ、やるべきことを見いだせない光太郎という、二人の主人公の“仕事への向き合い方”を通して、本当に好きなことを見つけるための、手がかりとなる作品になればと思っています」とコメント。

 P.A.WORKSの堀川憲司代表取締役は「映画のためにウイスキー関係者に話を聞いたところ、あまりに熱心に語ってくれたものだから、弩級に下戸な私も飲み比べるようになりました。私がひかれたのはクラフト・ウイスキー造りに懸ける人々の熱量です。映画スタッフの想いが熟成したクラフト・アニメーションの物語は、皆さまの心にじんわりとしみ込むことでしょう」と話している。

 早見さんは「大好きなP.A.WORKSさんの新作映画に出演させていただけるということで、とてもうれしかったです。琉生は、実家の蒸留所を継ぎ立て直しを図るのですが……いろいろなことが起こる日々、その中で彼女なりに懸命に奮闘していきます。仕事について、人との関わりについて、家族について、考えさせてくれる優しいお話です。ぜひ、劇場でご覧ください」とコメント。

 小野さんは「普段、何気なく口にしているお酒。これはどんな人がどんな思いで作っているんだろう……。ふと考えることはあるけれど、なかなか調べるところまではいきません。この映画を通して、蒸留所の人たちの思いが届けばと思っています。見た後はきっと、いつもよりお酒がおいしく感じるはずです」と語っている。

 同作が6月11~17日にフランス・アヌシーで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭のコントルシャン部門に正式出品されることも発表された。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:吉原正行▽脚本:木澤行人、中本宗応▽キャラクター原案:高田友美▽キャラクターデザイン・総作画監督:川面恒介▽音楽:加藤達也▽アニメーション制作:P.A.WORKS▽製作:DMM.com▽配給:ギャガ

 ◇キャスト(敬称略)

 駒田琉生:早見沙織▽高橋光太郎:小野賢章▽河端朋子:内田真礼▽安元:細谷佳正


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