駒田蒸留所へようこそ:本予告で“駒田琉生”早見沙織が歌う主題歌お披露目 追加キャストに堀内賢雄、井上喜久子、中村悠一、辻親八、鈴村健一

「駒田蒸留所へようこそ」のメインビジュアル(C)2023 KOMA復活を願う会/DMM.com
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「駒田蒸留所へようこそ」のメインビジュアル(C)2023 KOMA復活を願う会/DMM.com

 「true tears」「SHIROBAKO」などのアニメ制作会社「P.A.WORKS」が制作する劇場版アニメ「駒田蒸留所へようこそ」のメインビジュアル、本予告が公開された。メインビジュアルは、物語の舞台となる駒田蒸留所の貯蔵庫をバックに、ヒロインの駒田琉生と、蒸留所の取材に訪れる記者の高橋光太郎らが描かれている。本予告では、早見沙織さんが演じる駒田琉生が歌う主題歌「Dear my future」がお披露目された。

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 早見さんは「作品のラストに流れる、とても大事な楽曲なので、ドキドキしながら収録に臨ませていただきました。この楽曲は琉生として歌わせていただきましたが、まずはパッと聴いて届きやすい歌い方や表現方法を心がけました。その上で、歌の根底にある“琉生の思い”も常に意識しながら歌っております」とコメントを寄せている。

 追加キャストも発表され、堀内賢雄さん、井上喜久子さん、中村悠一さん、辻親八さん、鈴村健一さんが出演することが分かった。

 琉生の父親で、駒田蒸留所の先代社長・駒田滉を演じる堀内さんは「タイトルを聞いた時、私の大好きなウイスキーにまつわる作品かなと期待しながら台本を読み、ストーリーに完全にはまってしまいました。幻のウイスキー復活までの葛藤、バラバラになった家族が一つになった時、それは! 物作りは愛情が紡ぐ。せりふは少ないけれど、亡くなった父親として、愛情込めて演じてみました。皆様楽しんでください」と話している。

 琉生の母親で、駒田蒸留所の経理担当の駒田澪緒を演じる井上さんは「澪緒は家族経営の蒸留所に暮らす母で、静かに大きな愛情を持ち続けているような女性です。この作品にはお酒づくりの難しさや奥深さ、そして面白さがたくさん描かれています。この映画を見たら、これから飲むウイスキーがより味わい深くおいしく感じられると思います♪ ぜひ楽しんでご覧ください!」とコメントを寄せている。

 琉生の兄の駒田圭を演じる中村さんは「自分はお酒を体質的に飲めず、その分野での喜びと言いますか、達成感も分からない者ではありますが、本作の台本を拝見した時にその思いを胸中にとどめることができませんでした。シナリオの完成度に心ひかれ、かつ映像と組み合わせた時の演出やアニメーションに感動したということは、この映画は『お酒の映画』を超え、人間ドラマとして素晴らしく完成度の高いものだと感じます。ウイスキーに興味のある方も無い方も、ぜひご覧いただけますと幸いです」と話している。

 駒田蒸留所の職員、東海林努を演じる辻さんは「我々の仕事は情熱が大事です。山あり谷ありの仕事だと思います。主人公の琉生が幻のウイスキーを復活させようとする様子は、我々が見ていただける皆様に、感じ入っていただくために汗をかくことと重なりました。もちろん仕事のあとはウイスキーをのみました(笑い)」とコメント。

 記者の高橋光太郎の友人・斉藤祐介を演じる鈴村さんは「若い頃、がむしゃらだったり、社会に対して冷めてみたり、いろいろな思いを持って『職業』と向きあった覚えがあります。この作品は改めて『働くとは自分と向きあうこと』と教えてくれました。すごい作品です。できるだけたくさんの人にご覧いただきたいです」と思いを語っている。

 劇中で高橋光太郎が記者として働くニュースサイト「ニュースバリュージャパン」が公式サイト内で公開された。ウイスキーに関する情報を紹介する。

 「駒田蒸留所へようこそ」は、「花咲くいろは」「SHIROBAKO」「サクラクエスト」「白い砂のアクアトープ」といったP.A.WORKSの“お仕事シリーズ”の最新作で、ジャパニーズウイスキーの蒸留所が舞台のオリジナルアニメ。先代である父亡き後、実家の駒田蒸留所を継いだ若き女性社長・駒田琉生が、経営難の蒸留所の立て直し、幻のウイスキーKOMAの復活を目指して奮闘する姿が描かれる。

 「有頂天家族」などの吉原正行さんが監督を務め、中本宗応さんと木澤行人さんが脚本を担当。早見さんが駒田琉生、小野賢章さんが蒸留所の取材に訪れるニュースサイトの記者・高橋光太郎を演じるほか、内田真礼さん、細谷佳正さんらが出演する。11月10日公開。

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