スーパー戦隊シリーズ「王様戦隊キングオージャー」(テレビ朝日系、日曜午前9時半)で、追加戦士スパイダークモノス/ジェラミー・ブラシエリを演じる池田匡志さん。2021年に連続ドラマ「TOKYO MER~走る緊急救命室~」(TBS系)でデビューした新人俳優だ。ジェラミーが初登場する5月14日放送の第11話「怪奇!クモ仮面の男」を前に、池田さんにこれまでの活動やオーディション秘話を聞いた。
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池田さんは1999年12月13日生まれの23歳。特撮ドラマ「仮面ライダーゼロワン」(テレビ朝日系)で主人公を演じた高橋文哉さんや、前作のスーパー戦隊シリーズ「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(同)でヒロインを務めた志田こはくさんらが在籍する芸能事務所「エー・プラス」所属。これまで、昨年の連続ドラマ「君の花になる」(TBS系)や、今年1月期の「アカイリンゴ」(ABCテレビ)などに出演してきた。
芸能界入りしたのは2021年の大学3年生のとき。芸能の世界には「小さい頃から憧れがありました」という。
「昔からドラマや映画を見ることが多くて。菅田将暉さんや高橋一生さんが好きで、役者になりたいと思っていました。大学入学で地元の徳島から上京して、大学3年生のときに、今の事務所に声を掛けていただき、デビューしました」
上京するまでは「ずっとサッカー青年でした」と笑う。
「小学1年生から高校3年生までサッカーをやっていました。高校3年生のときには、僕の高校が創立以来初の全国大会に出場したのですが、そのときには徳島代表の10番として出場しました」
サッカーで活躍しながらも「役者に挑戦したいという思いが強かった」と話す。今回、初めて受けたスーパー戦隊のオーディションで見事大役を射止めたが、そこには事務所の先輩の助けもあったという。
「前作のドンブラザーズでヒロインを演じていた志田こはくちゃんに、映像審査の際に相手役を務めてもらいました。現役ヒーローとして、いろいろとアドバイスもしていただいて……。ジェラミー役が決まったときは『おめでとう~!』ってむちゃくちゃ喜んでくれてうれしかったです!」
ジェラミーの戦士としてのイメージカラーは“白”だが、池田さんはもともと白が大好きな色だという。
「そのときはまだジェラミーのイメージカラーが白とは知らなかったのですが、実は最終オーディションのとき、白のコートにカーディガン、シャツ、パンツ、革靴……と全身真っ白なコーディネートで行ったんです。ジェラミーのカラーが白と聞いたときは驚きました(笑い)」
ジェラミーが登場するのは第11話からだが、第1話から「語り部」としてナレーションを担当している。声の芝居をするのは「初めてで難しいことばかり」と苦笑する。
「演じてみて、普段何気なく聞いているナレーションってこんなにも難しいんだ!って思いました。今もまだまだ勉強中です」
ジェラミーの語りは「~とさ」という語尾も印象的だが、あれは監督との話し合いの中で生まれたものだという。
「最初は癖が強いジェラミーという役を全然理解できなくて……(笑い)。そんなとき、監督と話し合って、『~とさ』という語尾が生まれました。あの語尾の一言が、ジェラミーを理解できたきっかけになりました」
ジェラミーは、2000年前の伝説を伝える語り部を自称しており、見た目は普通の青年だが、年齢など謎の多い人物。「謎の多いキャラクターですが、(5人の戦士とは)違った武器を二つ使うので注目ポイントです!」とアピールした。
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