鬼滅の刃 刀鍛冶の里編:無一郎の成長に感動 「もう大丈夫だよ」に涙

「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第8話「無一郎の無」のカット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第8話「無一郎の無」のカット(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

 吾峠呼世晴(ごとうげ・こよはる)さんのマンガが原作のアニメ「鬼滅の刃」の新作テレビアニメ「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」の第8話「無一郎の無」が、フジテレビ系で5月28日に放送された。第8話では、過去の記憶を取り戻した霞柱・時透無一郎(ときとう・むいちろう)が“覚醒”。初登場時は感情を表に出さず、主人公・竈門炭治郎、刀鍛冶たちにも冷たい態度をとっていた無一郎の心の成長が描かれた。

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 無一郎は過去の記憶をなくしており、「刀鍛冶の里編」では主人公・竈門炭治郎の言葉や、鬼との戦いを通して、少しずつ記憶を取り戻し始める。第8話では、無一郎が、優しかった父母の突然の死、父母が亡き後、自分を守ろうとしてくれた双子の兄・有一郎の存在を思い出し、ついに覚醒した。

 「刀鍛冶の里編」の第2話では、刀鍛冶の里の少年・小鉄に冷たい言葉を放っていた無一郎だったが、第8話では、自身の刀を作ってくれた刀鍛冶の鉄穴森鋼蔵(かなもり・こうぞう)に対し、「俺のために刀を作ってくれてありがとう、鉄穴森さん」と感謝を伝え、変化を見せた。

 無一郎は、自分を気にかけてくれた刀鍛冶・鉄井戸(てついど)に対しても「心配かけたな。もう大丈夫だよ」と思いをはせ、これまで見せなかった思いやりのある一面も描かれた。「刀鍛冶の里編」では、無一郎が炭治郎の言葉に反応し、うつろだった瞳に一瞬光が差す演出もあった。無一郎の変化、成長を丁寧に描いており、第8話での覚醒に「無一郎くんの成長に涙が出る」などと感動するファンも多かったようだ。

 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎が、鬼に変異した妹・禰豆子を人間に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。テレビアニメ「竈門炭治郎 立志編」が2019年4~9月に放送され、2020年10月公開の劇場版「無限列車編」が国内歴代興行収入1位となる約400億円を記録するなど大ヒットした。「遊郭編」が2021年12月~2022年2月に放送された。

 「刀鍛冶の里編」は、前作「遊郭編」から続くストーリーで、刀鍛冶が集まる刀鍛冶の里での物語が描かれる。第9話「霞柱・時透無一郎」が、フジテレビ系で6月4日午後11時15分に放送される。

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