三石琴乃&林原めぐみ:二人の信頼関係 「美少女戦士セーラームーン」収録であえて「口を利かない」

「美少女戦士セーラームーンCosmos」の前編の舞台あいさつに登場した林原めぐみさん(左)と三石琴乃さん
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「美少女戦士セーラームーンCosmos」の前編の舞台あいさつに登場した林原めぐみさん(左)と三石琴乃さん

 武内直子さんの人気マンガが原作のアニメ「美少女戦士セーラームーン」シリーズの最終章を描く劇場版アニメ「美少女戦士セーラームーンCosmos」(高橋知也監督)の前編の公開を記念した舞台あいさつが6月10日、丸の内TOEI(東京都中央区)で開催され、エターナルセーラームーン/月野うさぎ役の三石琴乃さん、セーラーギャラクシア役の林原めぐみさんら声優陣が登場した。「美少女戦士セーラームーンCosmos」では、三石さん演じるエターナルセーラームーン/月野うさぎ、林原さん演じるセーラーギャラクシアが対峙(たいじ)する。これまで数々の作品で共演してきた三石さん、林原さんが“二人の信頼関係”について語った。

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 三石さんは、林原さんとの共演について「普段は何でもないようなお話をするけど、今回のスタジオではそういうのがなかったんです。お互いの役の空気感を持ってスタジオにいました」と話し、林原さんは「収録となったら口を利かない。お互い分かっていますし。『仲悪いんじゃない?』という空気にもなるけど、それを二人で楽しんでいました。楽しかった! 戦い(収録)が終わってから、和みました」と語った。

 林原さんは、三石さんが演じるうさぎについて「うさぎちゃんの声を聞いて、軸がブレました。どうしてこんなにずっとピュアなの?と。ピュアに負けるものか!となりました」と話し、「美少女戦士セーラームーン」への思いを「90年代を走り抜け、当時の忙しさ、琴ちゃん(三石さん)の頑張りだったり、『セーラームーン』というワードで思い出す景色が私の中にもあります」と明かした。

 舞台あいさつには、セーラー火球/火球皇女役の水樹奈々さん、セーラースターメイカー大気光の早見沙織さん、セーラースターヒーラー/夜天光役の佐倉綾音さん、高橋監督も登壇した。

 「美少女戦士セーラームーン」は、1992~97年に少女マンガ誌「なかよし」(講談社)で連載された人気マンガで、テレビアニメが1992~97年に放送された。ドジで泣き虫な月野うさぎが、愛と正義の美少女戦士に変身し、仲間の戦士たちと活躍する姿を描いている。2012年に始動した20周年プロジェクトの一環として新作アニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」が制作され、2014、2015年に第1、2期が配信されたほか、テレビアニメも放送。2016年に第3期が放送された。第4期「デッド・ムーン編」が前後編の劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」として2021年に公開された。

 最新作は、最終章となる「シャドウ・ギャラクティカ編」を前後編の劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」として制作。新たなる敵、シャドウ・ギャラクティカが出現し、セーラー戦士たちが最後の戦いに挑む。前編が6月9日に公開され、後編が同30日に公開される。

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