AYAKA:GoRA宮沢龍生「キズと絆の物語」 上村祐翔、寺島拓篤、鳥海浩輔、梅原裕一郎が魅力語る

「AYAKA -あやか-」の先行上映会の様子(C)GoRA・KINGRECORDS/Project AYAKA
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「AYAKA -あやか-」の先行上映会の様子(C)GoRA・KINGRECORDS/Project AYAKA

 アニメ「K」シリーズなどで知られる作家集団「GoRA」とキングレコードがタッグを組むオリジナルテレビアニメ「AYAKA -あやか-」の先行上映会がこのほど東京都内で実施され、八凪幸人役の上村祐翔さんら声優陣、原作・シリーズ構成・脚本を務めるGoRAの宮沢龍生さんが登場した。同作は七つの島が連なる綾ヵ島を舞台に宿命を背負った男たちの絆が描かれ、宮沢さんは「『AYAKA』ってキズと絆の物語なんです。序盤はこれから広がっていて絡まり合ってぶつかり合う絆の序章が描かれるので、その人間関係をよく見ていただければうれしいなと思います」と見どころを語った。

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 上村さんのほか、沙川尽義役の寺島拓篤さん、鞍馬春秋役の鳥海浩輔さん、伊吹朱役の梅原裕一郎さんも登場した。生まれつき水を操る力を持ち、尽義に連れられて綾ヵ島を訪れた主人公の幸人を演じる上村さんは「幸人が尽義からの言葉で動く部分は、掛け合いの中で見つけていって、現場の空気感で幸人を作っていこうかなと意識していました。序盤はそんな幸人の変化を楽しんでいただけると思います」とコメント。

 寺島さんは尽義について「幸人の成長の起爆剤になるような存在ですけど、尽義の行動の元にあるものは、幸人に起因しているところがあるんです」と説明。尽義は酒が大好きなキャラクターで「尽義にとっても幸人はなくてはならない存在なんです……けど、酒とギャンブルのインパクトが強くて、それが全然伝わってこない」と笑顔で語った。

 上村さん、寺島さんは一緒に収録をすることが多かったといい、寺島さんは「上村くんとはお芝居のルートが違うと感じたので、掛け合いをすることで、感じたことがないものを得られるし、すごく刺激になりました」と振り返った。

 宮沢さんは、鳥海さんが演じる鞍馬春秋に対して「イケメンだけど、ほわんとしたおじちゃんです」と説明。鳥海さんは「現時点では、どう受け取っていただいてもいいキャラだと思います。他の3人同様、物語の根幹を担っていくキャラクターなので、序盤の印象から、実際に彼がどういった人間なのかを見ていただきたいです。ただ、彼は優しいです」と魅力を語った。

 梅原さんが演じる伊吹朱について、宮原さんが「朱は、外見と中身に差があるので、彼のちょっと突き放したようなものの言い方の奥にあるものを感じていただけたらうれしい」と話すと、梅原さんは「彼は本質が描かれていくことで印象が変わるキャラクターだと思っています。鞍馬とは兄弟弟子で、過去に何かしらあったことが徐々に明かされるので、それが分かった時に、より一層2人の魅力が伝わると思います」と語った。

 「AYAKA -あやか-」は、七つの島が連なる綾ヵ島を舞台に宿命を背負った男たちの切なくも美しい絆を描く。ミタマと呼ばれる不思議な存在が当たり前のように生息する奇妙な島・綾ヵ島で、少年・八凪幸人は綾ヵ島の調和を守る仙人であったという父の3人の弟子たちと関わりながら島で暮らし始める……というストーリー。長山延好さんが監督を務め、GoRAがシリーズ構成・脚本、redjuiceさんがキャラクター原案を担当する。スタジオブランが制作する。7月1日深夜からTOKYO MXほかで放送される。

 ◇キャスト(敬称略)

 八凪幸人:上村祐翔▽沙川尽義:寺島拓篤▽鞍馬春秋:鳥海浩輔▽伊吹朱:梅原裕一郎▽福分茶太郎:梶原岳人▽天乃夜胡:榊原優希▽一条いばら:花澤香菜▽八凪真人:津田健次郎▽尼宮百々子:早見沙織▽稲生三次:飛田展男▽薪田太平:福山潤▽ミタマ:椎名へきる

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