ザ・ファブル:テレビアニメ化 監督は「ボトムズ」高橋良輔 手塚プロダクション制作

「週刊ヤングマガジン」第32号に掲載された「ザ・ファブル」のテレビアニメ化の告知
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「週刊ヤングマガジン」第32号に掲載された「ザ・ファブル」のテレビアニメ化の告知

 「週刊ヤングマガジン」(講談社)で連載された南勝久さんの人気マンガ「ザ・ファブル」がテレビアニメ化されることが分かった。岡田准一さん主演で実写映画化もされた人気作で、アニメは「装甲騎兵ボトムズ」「太陽の牙ダグラム」などの高橋良輔さんが監督を務め、手塚プロダクションが制作する。愛銃のナイトホークを握る“ファブル”が描かれたティザービジュアルも公開された。7月10日発売の同誌第32号で発表された。

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 原作者の南さんは「実写映画に続き、この度のアニメ化とまた一つ夢、目標に手が届き、関係者の皆様には大変感謝しております。『ザ・ファブル』の構想を練り出した時点から、ひそかに実写映画化とアニメ化の両方を念頭に入れておりました。昨年、高橋良輔監督たちが僕の地元まで足を運んでくれて、今作のことを熱く語られているのを聞いた時、このアニメは良いものになると直感いたしました。原作ファンの皆さん、マンガと同じように動くアニメの『ザ・ファブル』をぜひ楽しみにしていてください。僕も皆さんと同じくワクワクしながら完成を待ち望んでおります」とコメント

 高橋監督は「『紙面上のキャラに針を刺すと血が出るような……』、これは単行本第1巻の表紙裏に書かれた原作者の言葉である。正にアニメの『ザ・ファブル』が目指すものもこの一点にある。作品の中で描かれる“強さ”も“優しさ”も“侠気”も“狂気”も、切れば噴き出す熱い血を持ったキャラクターたちによって語られなければならない。いざ、我ら一同も身震いして佐藤兄妹と共に-浪花へ!」と話している。

 「ザ・ファブル」は、2014年11月に同誌で連載を開始。天才的な殺し屋として裏社会で恐れられる通称ファブルが、ボスから「1年間殺し屋を休業し、大阪で一般人として普通の生活を送る」という指令を与えられ、佐藤アキラという偽名で普通の生活を始める……というストーリー。

 第1部が2014年11月~2019年11月に連載された。第2部「ザ・ファブル The second contact」が2021年7月にスタートし、7月10日発売の同誌32号で最終回を迎えた。第2部のコミックス第8巻が8月4日に発売され、最終第9巻が11月6日に発売される。コミックスの累計発行部数は2200万部以上。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:高橋良輔▽シリーズ構成:高島雄哉▽脚本:高島雄哉、森田眞由美▽キャラクターデザイン:大下久馬、長谷川早紀、羽山淳一▽アニメーション制作:手塚プロダクション

(c)南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

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