尾田栄一郎：伝説の初期短編「MONSTERS」初アニメ化　監督に朴性厚　E＆H production制作

　人気マンガ「ONE PIECE（ワンピース）」で知られる尾田栄一郎さんが1994年に発表した伝説の短編読み切り「MONSTERS」がアニメ化されることが分かった。同作がアニメ化されるのは初めてで、タイトルは「MONSTERS 一百三情飛龍侍極（いっぴゃくさんじょうひりゅうじごく）」となる。7月22日に東京ビッグサイト（東京都江東区）とオンラインで開催された「ONE PIECE」のイベント「ONE PIECE DAY’23」で発表された。「ONE PIECE」の連載25周年イヤーの締めくくりとして、尾田さんの初期の伝説の短編がアニメ化されることになった。

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　テレビアニメ1話分尺のアニメになるといい、劇場版アニメ「ONE PIECE FILM Z」にアニメーターとして参加し、テレビアニメ「呪術廻戦」第1期、「劇場版 呪術廻戦 0」を手がけた朴性厚さんが監督を務め、構成を担当する。朴監督率いるアニメ制作会社・E＆H productionが制作する。黒いドラゴンのようなキャラクターが描かれたティザービジュアルも公開された。

　「MONSTERS」は、尾田さんが「ONE PIECE」を連載する前に描き下ろした短編で、1994年に「週刊少年ジャンプ」（集英社）の増刊「週刊少年ジャンプ 特別編集増刊 1994 年 Autumn Special」（同）に読み切りとして掲載された。「ONE PIECE」のスリラーバーク編にも登場した伝説の侍・リューマの過去が描かれ、平和を乱す恐怖の存在・竜が出現した世界を舞台にリューマが活躍する。1998年に発売された尾田さんの短編集「WANTED！ 尾田栄一郎短編集」に掲載されている。2021年にボイスコミック化されたことも話題になった。