転職の魔王様:「どんな人間にだって代わりはいる」「それでも人は働くんです」“来栖”成田凌の言葉に共感の声続々

連続ドラマ「転職の魔王様」第4話の一場面=カンテレ提供
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連続ドラマ「転職の魔王様」第4話の一場面=カンテレ提供

 俳優の成田凌さん主演の連続ドラマ「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の第4話が8月7日、放送された。同話では、成田さん演じる毒舌だが敏腕なキャリアアドバイザーの来栖嵐が「どんな人間にだって代わりはいる。それでも人は働くんです」と自身の仕事観を明かす姿が描かれ、SNSで話題を集めた。

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 額賀澪さんの同名小説(PHP研究所)が原作の“転職”爽快エンターテインメント。毒舌な敏腕キャリアアドバイザーの来栖が、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる姿を描く。

 第4話では、来栖の元恋人、剣崎莉子(岡崎紗絵さん)が突然、転職エージェント「シェパードキャリア」にやって来る。莉子は転職相談ではなく、別れた後、どうしているか気になっていた来栖を偶然SNSで見つけて会いに来たというが、2人は一触即発のムードになる。ところが翌日、莉子から正式に面談の申し込みが入る。莉子の勤めるオンライン教育系コンテンツ制作・配信会社はこの1年、業績が悪化していた。莉子は同居中のマンガ家の恋人、綾野周介(曽田陵介さん)がマンガに集中できるように、好条件の会社へ転職して支えたいと話す。

 だが、来栖は莉子が今の会社で誇りと愛情を持って仕事していることを知っているため、転職理由が腑(ふ)に落ちない。莉子が「いつまでも夢ばかり追ってても仕方ない」と投げやりな言葉を口にし始めたことに怒り、来栖は痛烈な一言を浴びせる。すると莉子は、来栖が席を立った後、「昔とは別人みたい」と事故に遭う前の来栖のことを未谷千晴(小芝風花さん)に話し始める。

 そんな中、周介は莉子に「別れよう」と書き置きを残して莉子の前から消えてしまう。周介は莉子が転職すると聞き、実は莉子の転職理由を聞きに、来栖に会いに行っていたのだった。自分のために転職しようとする莉子を幸せにできないと考えた周介は、莉子に別れてほしいと告げるが……と展開した。

 同話では、終盤、無事に事態を解決させた来栖に、千晴が「ただ仕事を紹介するだけじゃなくて、人の人生を変えられる仕事だってことがよく分かりました」と転職エージェントの仕事への思いを語ると、来栖は、自分たちは横でサポートしているだけだと諭す。さらに、「1人の人間ができることなんて、1人の人間の仕事なんて、意外と大したことはない。どんな人間にだって代わりはいる。それでもなんですよ。それでも人は働くんです」と仕事観を明かす姿も描かれ、SNSでは「そうなんだよなあ、どれだけ自分の代わりがいても人は働くんだよなあ」「魔王様の言葉一つひとつが刺さる」「今日の魔王様の言葉はいつにも増してグッとくる…」「真実だけど、どん底を経験した魔王様だからの重い言葉」など、共感の声が続々とあがっていた。

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