転職の魔王様:クランクアップでコメント 成田凌「なんか泣きそう」 小芝風花は実の妹の転職をドラマが後押し

連続ドラマ「転職の魔王様」クランクアップ時の成田凌さん(左)と小芝風花さん=カンテレ提供
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連続ドラマ「転職の魔王様」クランクアップ時の成田凌さん(左)と小芝風花さん=カンテレ提供

 俳優の成田凌さん主演で小芝風花さんも出演する連続ドラマ「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)がこのほど、クランクアップを迎えた。成田さんは「このドラマを見て、人生変わったとか、人生変えたいって思ってくださる方がめちゃくちゃいると思うんで……なんか泣きそう(笑い)。そんな意義のあるドラマに参加できて本当に幸せでした。ありがとうございました!」とコメントしている。最終第11話は9月25日に放送される。

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 原作は額賀澪さんの同名小説(PHP研究所)。毒舌で“転職の魔王様”の異名を持つ敏腕キャリアアドバイザーの来栖嵐(成田さん)が主人公。求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる爽快転職エンターテインメント。

 成田さんは、「この暑い中……汗でドロドロになりながら、真っ黒になりながら、嵐を、(新人キャリアアドバイザーの未谷)千晴(小芝風花さん)を、みんなをかっこよく映してくれたスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。あっという間でした。ゲストの皆さんや(転職エージェントの)『シェパードキャリア』のみんなが、もれなく『楽しかった~』って、いいながらクランクアップしていくのを見ていて、幸せを感じていました。僕も、楽しかったなあ~っていう一言です。そんな素晴らしい現場を作ってくださったみなさんに、本当に感謝しています」と語った。

 小芝さんは「暑い中、体を酷使しながら……本当にみなさん、ありがとうございました。実は……私の妹が転職することになりました。妹は、私の仕事にあまり興味もなく、作品もほとんど見ない子なのですが、『転職します』という連絡がきて、『(私が)“転職のドラマ”に出てるから心強いわ』ってメールをもらったんです。そのときに、この作品を見て、少なからず誰かの背中を押しているんだなって、改めて実感しました。きっと、テレビ越しにも同じように悩んでいる方や、先のことを考えて不安になっている方がいて、その方たちにもきっとちゃんと届いているんだなと。そんな作品を皆さんと作ることができて、本当によかったなと思いました」とコメント。

 最終回の見どころを、成田さんは「とうとう来栖が、転職するかもしれません。自分がこれまで求職者に伝えてきた言葉が、そのまま返ってきます。面談する側から、面談してもらう側になります。来栖が、ふと周りを見ると、本当にいい仲間がいるということに気づいたり……来栖が一皮むける最終話になっています。もし、12話があったとしたら、来栖は、すごく優しいと思います(笑い)」と語った。

 小芝さんは「テーマが“夢”。“夢を追うこと”はもちろん素晴らしいのですが、今も自分が追いたい夢なのか、過去の夢なのか、自分でも分からなくなる。『あ、確かにそうかも……』と、感じる部分が多かったです。自分の夢について、また一つ考えるきっかけになる回だなとも思います」とメッセージを送った。

 最終回は、来栖を訪ねて「シェパードキャリア」へやって来た来栖の商社マン時代の同期の児玉雄一郎(小関裕太さん)。児玉はエネルギー開発事業専門商社へ転職しており、「一緒にアフリカで働こう」と来栖を誘う。一度はあきらめた夢を再び追いかけられる好機を前に来栖の心は揺れ動く。3年前に来栖が担当した37歳の滝藤航平(駿河太郎さん)が、学生時代からの夢だった広告プランナーの職に就きたいと相談に来る。滝藤の難易度の高い転職を後押しした来栖に、違和感を覚えた千晴。来栖は事故前、夢を追いかけて笑顔で働いていた話を児玉に聞いた千晴は、来栖の説得を頼まれ……と展開する。

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