ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド:ミュージカルのキャスト発表 松下優也&有澤樟太郎が“ジョジョ”に ディオは宮野真守 ビジュアル一挙公開

「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』」のビジュアル(C)荒木飛呂彦/集英社
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「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』」のビジュアル(C)荒木飛呂彦/集英社

 荒木飛呂彦さんの人気マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズが原作のミュージカル「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』」のキャストが発表された。ミュージカルはシリーズ第1部「ファントムブラッド」をベースとした物語が描かれ、俳優の松下優也さんと有澤樟太郎さんがダブルキャストで主人公の“ジョジョ”ことジョナサン・ジョースターを演じる。宮野真守さんが“ジョジョ”の宿命のライバルとなるディオ・ブランドーを演じる。ジョナサンとディオのメインビジュアル、各キャラクターのソロビジュアルも公開された。

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 清水美依紗さんがジョナサンが思いを寄せるエリナ・ペンドルトン、YOUNG DAISさんがジョナサンの仲間となるスピードワゴン、東山義久さんと廣瀬友祐さんが謎の石仮面発掘隊唯一の生存者のウィル・A・ツェペリ、河内大和さんが殺人鬼の切り裂きジャックをそれぞれ演じる。島田惇平さんがディオの忠実な下僕となるワンチェン役、コング桑田さんがディオの実父のダリオ・ブランドー役、別所哲也さんがジョナサンの父・ジョースター卿役として出演する。

 公開されたビジュアルでは、ファッションブランド「yoshiokubo(ヨシオクボ)」がオートクチュール衣装を手がけ、ヘア&メーキャップアーティストの奥平正芳さんがヘアメークを担当。振り付けも担当する演出の長谷川寧さんがポージングを演出した。

 「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』」は、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの初の舞台。荒木さんの作品で唯一舞台化された「死刑執行中脱獄進行中」で演出・構成・振り付けを手がけた長谷川さんが演出を担当する。仏ミュージカル作曲家で「1789 -バスティーユの恋人たち-」などで知られるドーヴ・アチアさんが音楽、人気マンガ「僕のヒーローアカデミア」の舞台版の演出を初演から担当してきた元吉庸泰さんが脚本を手がける。

 東京公演は帝国劇場(千代田区)で2024年2月6~28日に上演される。全国ツアーも予定しており、札幌文化芸術劇場 hitaru(札幌市中央区)で同年3月26~30日、兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール(兵庫県西宮市)で同年4月9~14日に上演される。

 「ジョジョの奇妙な冒険」は、1986年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まった人気マンガ。ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーという2人の少年の出会いから始まるジョースター家の血縁と因縁を描く壮大なストーリーや、独特の擬音を用いた表現、印象的な立ちポーズなどが人気を博している。第1部「ファントムブラッド」は、19世紀末のイギリスを舞台に、ジョナサン・ジョースターと運命的な出会いを果たすディオ・ブランドーを中心に、謎の石仮面を巡る熱い戦いと奇妙な因縁が描かれた。

 これまで、第1部「ファントムブラッド」、第2部「戦闘潮流」、第3部「スターダストクルセイダース」、第4部「ダイヤモンドは砕けない」、第5部「黄金の風」、第6部「ストーンオーシャン」、第7部「スティール・ボール・ラン」、第8部「ジョジョリオン」が連載されてきた。最新作となる第9部「The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)」が2023年2月から「ウルトラジャンプ」(同)で連載されている。コミックスのシリーズ累計発行部数は1億2000万部以上。

 テレビアニメも人気を集めており、第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」が原作の第1シーズンが2012年10月~2013年4月、第3部「スターダストクルセイダース」が原作の第2シーズンが2014年4~9月、2015年1~6月、第4部「ダイヤモンドは砕けない」が原作の第3シーズンが2016年4~12月、第5部「黄金の風」が原作の第4シーズンが2018年10月~2019年7月、第6部「ストーンオーシャン」が原作の第5シーズンが2022年1月~2023年4月に放送された。

 ◇ジョナサン・ジョースター役の松下優也さんのコメント

 この度、世界的な人気と歴史のある「ジョジョの奇妙な冒険」という作品の中で、物語の始まりともいえるジョナサン・ジョースター役を演じさせていただくことになりとても光栄です。あの“ジョジョ”をミュージカル化するという、大きな挑戦の作品創りに、すてきなキャストやクリエーターの皆さんと共に参加できること、とても楽しみです。また自分自身初めての帝国劇場でもあり、気合十分です! ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

 ◇ジョナサン・ジョースター役の有澤樟太郎のコメント

 初めまして。ジョナサン・ジョースター役の有澤樟太郎です。この名前を口にするだけで既に武者震いが止まりません。歴史ある大役をいただいたなと実感しております。世界初演ということで演出の長谷川寧さんを筆頭に強力なクリエーター陣、そしてキャストの皆さんと一から世界を作っていくということ、今から楽しみで仕方ありません。“ジョジョ”の可能性を存分にいかして皆さんの想像を超越する作品になればいいなと思います。2月帝国劇場でお会いしましょう。

 ◇ディオ・ブランドー役の宮野真守さんのコメント

 自分がまさか、このような形で「ジョジョの奇妙な冒険」に携わることができるとは夢にも思っていなくて、驚きと喜びを隠せません。そして“ジョジョ”のシリーズの中でも、カリスマ中のカリスマ〈ディオ・ブランドー〉を演じられること、心より光栄に思います。しかも僕は〈第1部〉が大好きで、当時、何度も何度も原作を読み返していました。ディオの圧倒的な存在感、恐ろしさ、狂気の奥底にある……繊細な感情をつぶさに捉え、彼に向き合っていきたいと思います。ミュージカルだからこそできる衝撃的な演出で、今まで誰も見たことのない“ジョジョ”の世界を繰り広げますので、どうぞお楽しみに!

 ◇エリナ・ペンドルトン役の清水美依紗さんのコメント

 エリナ・ペンドルトン役を演じさせていただきます。清水美依紗です。世界でも大人気を誇るこの“ジョジョ”にエリナという役で出演させていただくなんて、本当に夢にも思いませんでした。小さい頃、アニメを兄と一緒に見ていたので私にとってすごくなじみのある作品です。心を込めて、精いっぱい演じたいと思います。よろしくお願いいたします。

 ◇スピードワゴン役のYOUNG DAISさんのコメント

 時代や世代を超えて今なお世界中のファンから愛される「ジョジョの奇妙な冒険」がミュージカルとして舞台化、しかも“ジョジョ”を語る上で欠かすことのできないエピソードであるファントムブラッド。この時点でフラグ立っていますよね! 皆さんの頭にある期待や不安を長谷川寧さんや制作に携わる皆さんと共に凌駕(りょうが)できるよう、スピードワゴンとして熱く熱く演じます。お見逃しなく!

 ◇ウィル・A・ツェペリ役の東山義久さんのコメント

 連載当初より、キャラクターの魅力とその独特の世界観に魅せられた1人です。もし舞台化されるのであれば絶対に見に行こう、もし許されるのであれば出演したいと思っておりました。そして今回、光栄なことにツェペリとして出演することとなり、感謝と共に身の引き締まる思いです。一ファンとして原作に忠実に努めながらも、自分にしか出せない魅力をもって今作に助力できればと思っております。

 ◇ウィル・A・ツェペリ役の廣瀬友祐さんのコメント

 この度、ウィル・A・ツェペリ役を務めさせていただきます。廣瀬友祐です。世代を超え愛され続ける「ジョジョの奇妙な冒険」、その始まりの物語が、初めてミュージカル化されます。この「始まり」の瞬間に立ち会えること、素晴らしいキャスト、クリエーターの皆様と共に挑戦できることを心から光栄に思います。感謝と責任を持って誠実に。精いっぱいに努めます。既に緊張しております。

 ◇切り裂きジャック役の河内大和さんのコメント

 中学生の時からずっとずっと憧れ続けてきた「ジョジョの奇妙な冒険」。その舞台に立てるなんて夢のまた夢で、いまだに実感が湧きません。登場人物たちの哲学から放たれるせりふの数々に、これまでどれだけ励まされ、勇気をいただいたか分かりません。荒木先生の描き出すとてつもなく美しく危険で妖しい冒険の世界へ、尋常じゃないワクワクと恐怖とともに、丸ごとダイブできるよう全身全霊をかけて挑みます。

 ◇ワンチェン役の島田惇平さんのコメント

 いつの日か舞台化の時が来る。そう信じて役者を始め約10年、この日を待ちわびていた。それ程までに“ジョジョ”という作品は私の血であり酸素であり、あらゆる表現活動において精神的肉体的な糧となった!! この場に参加させていただけるのも、とても奇妙だがある種必然とも言える引力のおかげだと確信している。あの時それを選択していなかったら、これをやり続けていたから、あるいはあれを諦めざるを得なかったから、今私はここにいる。歩んできた人生に誇りを持ちたい。

 ◇ダリオ・ブランドー役のコング桑田さんのコメント

 連載スタートの1987年、26歳。欲しがり屋で、1週間待っていられへん性格なので、週刊マンガにはハマっていませんでした。出演が決まり第1話から読ませていただき、ディオの父親として「こんな息子に育ててしまい、ジョースター家の皆々様、申し訳ございません」。生育環境はホンマ大切なことやと感じました。が、「ある人間の不幸ってのは、ある人間を幸福にする」という信条を胸に最悪で愚かな父親を力いっぱい演じます。ウワッハハハハーッ!

 ◇ジョースター卿役の別所哲也さんのコメント

 ジェントルマン、紳士であること! ジョースターとしての品格、教養! 騎士道とは何か?! 息子への愛! 運命の悪戯(いたずら)! 参加が決まり興奮しています! そして!コスチュームでの撮影に更にエキサイトしました! 熱狂的な原作ファンの皆さんと、ミュージカルを愛する皆さんの熱視線と期待を感じながら、オリジナルミュージカルを産み出すダイナミズムを、携わるクリエーティブな仲間と築き上げたいと思っています。今から僕自身、興奮で眠れない!

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