楠木ともり：自身最大規模のツアー完走で「胸がいっぱい」　アルバム、ライブで「自分の存在証明を」

　 声優でシンガー・ソングライターの楠木ともりさんのライブツアー「TOMORI KUSUNOKI LIVE TOUR 2023 『PRESENCE／ABSENCE』」が9月2日、TOKYO DOME CITY HALL（東京都文京区）公演で千秋楽を迎えた。5月24日に発売された「PRESENCE」「ABSENCE」の2枚のアルバムを引っ提げた自身最大規模のツアーで、7月29日のZepp Namba（OSAKA）（大阪市浪速区）公演を皮切りに、名古屋、新潟、仙台、福岡を回った。楠木さんは、ライブとアルバムへの思いを「“自分の存在証明をしたい”という思いで作ってきました」と明かし、会場を埋め尽くしたファンを前に感極まった様子で「胸がいっぱいになります」と語った。

ウナギノボリ

10年前の朝ドラ「花子とアン」　当時の吉高由里子インタビュー

　楠木さんは、声優デビュー間もない頃に同ステージに立ったことがあるといい「あの時は誰も自分のことを知らない人でいっぱいだった会場が今、自分に少しでも興味を持って出会ってくれた人でいっぱいなんだと思うと、十分に存在証明してこられたんだなという気持ちで、本当に胸がいっぱいになります」とファンに感謝した。

　「きょうここで過ごした時間をあなたにとっての存在証明として、これから先『楽しかったな』って思い出してくれますか？　その思い返した気持ちを胸に、あと一歩だけ、あとちょっとだけ踏ん張ろう、頑張ろうって思ってくれますか？ その先で、また私が用意する、みんながいてもいい場所に会いに来てくれますか？」と呼びかけた。

　東京公演は「presence」でスタートし、「青天の霹靂」「バニラ」「ハミダシモノ」「もうひとくち」「遣らずの雨」などを力強く歌い上げた。来場者の声出しが解禁されたこともあり、「アカトキ」ではファンと合唱し、「みんな最高！」と喜んだ
。
　バースデーライブ 「TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2023」が12月22日、パシフィコ横浜・国立大ホール（横浜市西区）で開催されることも発表され、楠木さんは「楠木ともりとしては最大キャパになります！　やった！！」と喜び、「また絶対に会いましょうね」と呼びかけた。