俳優の芳根京子さんが9月9日、東京都内でデビュー10周年記念写真集「京」(ワニブックス)の購入者限定イベント「KYOKO YOSHINE 10th Anniversary Event」を開催した。10年前に今の自分を想像できたか聞かれた芳根さんは、「始めたときは正直、10年後も続けているかどうか、想像していなかった。まだ学生だったので、最初の頃はちょっと部活感覚のような感じもあった」と当時の心境を振り返った。
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続けて、これから先の10年について聞かれると、「自分が16歳の時に想像していた26歳よりもたくさんのチャンスをいただけ、思っていなかった10年後を過ごさせてもらっている」と充実感を口にし、「だから、あまり何か『こうであれ』とは思わないようにしています。考えすぎると逆に(可能性を)狭めてしまうのかもしれない。やりたいことを声に出して、10年後も楽しく芝居をさせてもらっていたらいいなと願っています」と抱負を語った。
自身の俳優としてのキャリアを振り返るコーナーでは、「『表参道高校合唱部』から応援しています、とうい声をいただくことが多く、本当にうれしい。初めての主演で連ドラやらせてもらったので、思い出深い作品」と感慨深げに話していた。
また10年前の自分に言いたいこと、10年後の自分に言いたいことという質問に、「10年前の自分にはたくさん悩んで壁にぶち当たると思うけど、自分を信じて進んでごらん。そうしたらこんなすてきな景色が見られるよというのを伝えたい」と回答。続けて、「10年後は健康に過ごせていれば。健康第一だと思うので、元気に過ごせていれば、まずは大丈夫。十分と思います」と笑顔を浮かべていた。
写真集は、「“女優の芳根京子”と“女優にならなかった場合の芳根京子”が同時に存在したら……」をテーマに撮影。20代女性としての素顔や女優としての横顔など、さまざまな角度からのカットが収められているほか、自身がやりたかったことも盛り込み、10年間の感謝を表現した内容に仕上がっている。価格は2700円(税抜き)。