松丸友紀アナ:NHKとテレ東の共通点はセットの再利用 「ゴッドタン」もいろいろな番組から調達 NHK&民放5局アナ一堂に

スペシャル番組「1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」の共同記者会見に登場したNHKと在京民放キー局5局のアナウンサー
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スペシャル番組「1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」の共同記者会見に登場したNHKと在京民放キー局5局のアナウンサー

 NHKと在京民放キー局5(日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京)局が連動したスペシャル番組「1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」の共同記者会見が9月10日、東京都内で行われ、テレビ東京の松丸友紀アナウンサーらが出席した。自局とHNKの違いを聞かれた松丸アナは、「毎回広くて迷ってしまうし、テレビ東京と比べるとお弁当がおしゃれでおいしい」とユーモアたっぷりに話し、「唯一同じだと思ったのが(今回の番組の)スタジオセットがいろんな番組のセットを活用していること」と語った。

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 松丸アナは、「テレビ東京は予算が少ないので、いろいろな番組から調達して、『ゴッドタン』という番組は成り立っている。そこは共通だと思ったし、考えてみるとエコで気候変動の対策につながっているなと思いました」と説明し、番組趣旨にもぴったりだと胸を張っていた。

 同じ質問にTBSの日比麻音子アナウンサーは、「実は大学生のときにおじゃましたことがあったのですが、TBSに内定した日から、二度とNHKには入らないだろうと思っていたので、まさかこんな日がくるとは大変光栄。こんな日が来るのだと全身が震えた日を一生忘れません」と感激していた。

 同番組は、国連SDGメディア・コンパクトの加盟社がメディアの垣根を超えて展開するキャンペーン「1.5℃の約束 -いますぐ動こう、気温上昇を止めるために。」の一環として、NHKと民放併せた6局が協力して制作。2回目の今回は、6局のアナウンサーが気候危機を伝え、脱炭素社会に向けて社会を動かすために何ができるかを語り合う。

 会見には、NHKの高瀬耕造アナウンサー、日本テレビの鈴江奈々アナウンサー、テレビ朝日の山口豊アナウンサー、フジテレビの安宅晃樹アナウンサーも出席した。

 鈴江アナは番組について聞かれると、「気候変動対策というと大きな話をしているように聞こえて無力感を覚えたり、できていない自分に後ろめたさを感じたりする方も多いと思うし、私もその一人」と切り出し、「アクションできることを一つ一つお伝えし、『それは明日にもできそう』と加点方式で褒め合ってやっていこうというのが、今回の番組で共有できた。それが社会全体の空気になって変わっていったら」と神妙な表情で語った。

 松丸アナは、「本音でぶつかり合うことができて、皆さんものすごい熱量でお話なさっていて。相乗効果でいい話し合いができた」と手応えを口にし、「メディアにとって大切なのは発信し続けていくこと。そして発信している私たちも変わっていかなければいけない。今まさに過渡期にきている。テレビ東京でもいろいろな取り組みをしているが、各局違うアプローチで気候危機に向き合っているので、たくさん今日アイデアをいただきました。それを生かしていきたい」と意気込みを新たにしていた。

 「1.5℃の約束 いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」は、NHK総合で9月24日午前10時5分から放送予定。

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