SPY×FAMILY:劇場版アニメに中村倫也、賀来賢人出演 アーニャの前に立ちはだかる

「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White」に出演する賀来賢人さん(左)と中村倫也さん(c)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会
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「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White」に出演する賀来賢人さん(左)と中村倫也さん(c)遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY 製作委員会

 集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中のマンガが原作のアニメ「SPY×FAMILY」の劇場版「劇場版 SPY×FAMILY CODE:White」(片桐崇監督、12月22日公開)に、俳優の中村倫也さん、賀来賢人さんが声優として出演することが分かった。中村さん、賀来さんは原作、アニメのファンだといい、二人が演じるのは、劇場版のオリジナルキャラクターの東西平和の転覆をもくろむ軍情報部の特別偵察連隊の一員で、大きな秘密が隠されたチョコレートを食べてしまったアーニャの前に立ちはだかる。

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 小心者で何かと占いに頼りがちなドミトリを演じる中村さんは「お話をいただいた時はとてもうれしかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので『なぜ私に……?』とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみになりました」とコメント。

 かっぷくがいい体型でツッコミ担当のルカ役の賀来さんは「まさか自分にオファーがくるなんて……という思いと同時に、そうそうたるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなとうれしく感じました」と話している。

  アフレコに同席した原作者の遠藤達哉さんは「(中村さんと賀来さんは)仲の良いお二人だそうで、収録中のやりとりもコントみたいでとても楽しかったです。アドリブでの2人の掛け合いも息ぴったりで面白かったし、演技の勢いで台本と違うせりふを言ってしまったシーンも笑えたのでそのままOKになったり。ぼんやりだったルカとドミトリというキャラクターの肉付けをしていただけたなと感じます。お二人とも以前からスパイファミリーを読んでくださっていたそうで、とてもうれしかったです」とコメントを寄せている。

 「SPY×FAMILY」は、2019年3月に「少年ジャンプ+」で連載をスタート。すご腕スパイが、任務のためにかりそめの家族を作り、新生活を始める……というストーリー。スパイの父、超能力者の娘、殺し屋の母が互いに正体を隠して生活することになる。テレビアニメのシーズン1の第1クールが2022年4~6月、第2クールが同10~12月に放送された。シーズン2が10月からテレビ東京ほかで放送される。

 劇場版は、完全新作のオリジナルエピソードとなる。敏腕諜報員の黄昏(たそがれ)ことフォージャー家の父・ロイドが、いつものようにオペレーション<梟(ストリクス)>の任務にあたっていたところ、担当変更の知らせが届く。娘・アーニャが通うイーデン校では星(ステラ)を賭けた調理実習が開催されることになる。ロイドは、ステラをゲットし任務継続を交渉するため、世界の平和を守るため、調理実習の審査員長でもあるイーデン校の校長の好物であるフリジス地方の伝統菓子・メレメレを作ることをアーニャに提案。本場の味を確かめるため、フォージャー家は全員で家族旅行に出かけることになる。

 ◇中村倫也さんのコメント

 原作もアニメもファンだったので、お話をいただいた時はとてもうれしかったです。しかし骨格が自分とは全く違うキャラクターだったので「なぜ私に……?」とも思いました。役どころが賢人とコンビで、ちょっとコミカルなところもある悪役二人組と聞いて楽しみになりました。アニメのアフレコは、普段自分たちが演じる時とは全くと言っていいくらい違う表現の筋肉を使います。「こういう時はどうしたら良いのか」という方法も分からなかったですし、アイデアが浮かんでやってみたとしても、それがちゃんとできているのかも分からない状況だったので、最後までずっと手探り状態でした。俳優という仕事を20年近く続けてきて、右も左も分からないという状況はなかなかないことなので、その奮闘がとても楽しく、貴重な経験になりました。アフレコ中はスタッフさんたちにたくさん褒めていただきました(笑い)。公開時期が12月末ということで、日本ではちょうどクリスマス時期ですね。お子さんや、「SPY×FAMILY」を好きな方たちが見に来るのにピッタリの作品だと思います。この年末は、この作品が日本中を染め上げてくれると思います。お楽しみに。

 ◇賀来賢人さんのコメント

 原作を読んで「こんなに面白いマンガがあるんだ!」と思って、読んだ瞬間にいろいろな友達に薦めるくらい好きな作品だったので、まさか自分にオファーがくるなんて……という思いと同時に、そうそうたるキャストの方と共演できる非常に光栄な機会だなとうれしく感じました。アフレコをしている時、たくさんの方に褒めてはいただいたのですが、それをうのみにしていいのかどうか分からないくらい最後まで不安でいっぱいでした。勉強させていただいたと共に、ベストは尽くさせていただいたつもりです。台本を読んだ時、世代も年齢も性別も問わない、完璧な台本だと思いました。「SPY×FAMILY」をずっと好きな人が見て楽しんでもらえるのはもちろんですが、初めて見るという方にも楽しんでもらえる内容になっていると思います。映画版ならではのスケール感で、まさに「SPY×FAMILY」全部乗せのような感じなので最高の劇場版ができると思います。

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