スタジオジブリ:日本テレビの子会社に 鈴木P「ものづくりに専念する」

スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー
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スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー

 スタジオジブリが、日本テレビの子会社となることが9月21日、明らかになった。同日、スタジオジブリ第1スタジオ(東京都小金井市)で開かれた会見で発表された。会見で、鈴木敏夫プロデューサーは「ジブリと日本テレビは本当に長い付き合い。日本テレビにお願いするのが、皆さんにもご納得いただけるのではないかと推測した。ジブリは、経営を日本テレビさんにお願いする。ジブリは、ものづくりに専念する」と語った。

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 鈴木プロデューサーは「一体、誰にジブリを頼んだらいいのかと考えているうちに、(宮崎駿監督の息子の)宮崎吾朗に全てを託してやっていこうとしたんですが、残念ながら、彼からそうじゃないという答えがでました。自分が一人で引き受けるのは難しいと。始めた時のジブリと違って大きな存在になった。それをいきなり息子だからと吾朗に預けるのは虫のいい話。彼も随分考えてくれました。ジブリは一人の人間が背負うには大きな存在になりすぎた」と説明した。

 スタジオジブリは、故・高畑勲監督、宮崎駿監督のアニメーション映画制作を目的として、徳間書店の子会社として1985年6月に活動を開始。1997年6月、徳間書店と合併し、徳間書店/スタジオジブリ・カンパニーとなる(後のスタジオジブリ事業本部)。2005年4月、スタジオジブリのアニメ作品と、徳間書店スタジオジブリ事業本部としての全ての事業を引き継いで、スタジオジブリとして新たにスタートした。

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