キン肉マン:アニメ新シリーズは「完璧超人始祖編」 2024年放送 Production I.G制作

「『キン肉マン』完璧超人始祖編」のビジュアル(c)ゆでたまご/集英社・キン肉マン製作委員会
1 / 2
「『キン肉マン』完璧超人始祖編」のビジュアル(c)ゆでたまご/集英社・キン肉マン製作委員会

 人気格闘マンガ「キン肉マン」のアニメ新シリーズが「完璧超人始祖編」となり、テレビアニメとして2024年に放送されることが分かった。「完璧超人始祖編」は、「キン肉星王位争奪編」の続きとなる人気エピソードで、さとう陽さんが監督を務め、Production I.Gがアニメを制作する。深見真さんがシリーズ構成、丸藤広貴さんがキャラクターデザイン、高梨康治さんが音楽をそれぞれ担当する。

あなたにオススメ

 「キン肉マン」のアニメ放送40周年を記念して新シリーズが制作されることになった。同作の新作テレビアニメが放送されるのは、2006年放送のテレビアニメ「キン肉マンII世」の第3期以来、約18年ぶりとなる。リングの前に立つキン肉マンが描かれた新たなビジュアルも公開された。

 さとう監督は「キン肉マンアニメ化40周年の年に再びキン肉マンのアニメを制作できることを光栄に思います。今回はアニメとしては新たなシリーズ、完璧超人始祖編ということで超人たちの新たな一面、苛烈な戦い、新たな敵の魅力などこれまでよりさらにパワフルに描けていけるよう鋭意制作中です!」とコメント。

 シリーズ構成の深見さんは「思い起こせば小学生の頃、キン肉マンの連載をリアルタイムで夢中で追っかけていました。一番思い出深いのはキン肉星王位争奪戦です。今その“続き”を読めることに幸福を感じつつ、とうとう仕事として関わることになりました。自分自身も新しい映像化にワクワクしております。よろしくお願いします」と話している。

 キャラクターデザインの丸藤さんは「自分もキン肉マンの大ファンです! 子供の頃からの大好物タイトルです!! お仕事に携わらせていただきとても光栄です!! フェニックスとの決着、マッスルスパーク一連の原画を描きましたが手応えありです!! 原作をリスペクトしてデザインしたキャラクターたちと共に、分厚い筋肉がぶつかり合う“超ど迫力パワー”の超人プロレスを楽しんでもらえたらと思います!!」と熱いメッセージを寄せた。

 音楽の高梨さんは「キン肉マンはリアルタイムで読んでいたんです! なので、このお話をいただいた時は『やったー!!』と思ってめちゃくちゃ感激でうれしかったです。“キン肉マンファン"である僕が作るサウンドというものも、ぜひとも楽しみにしていただけたらと思います! きっと格闘技ファンの方々も喜んでくれると思います!」と語っている。

 「キン肉マン」は「ゆでたまご」の人気格闘マンガで、1979~87年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。キン肉星のダメ王子・キン肉マンが正義超人たちと共に悪の超人と戦う姿が描かれた。

 続編「キン肉マンII世」が1998年に「週刊プレイボーイ」(同)で連載をスタート。2011年には約24年ぶりに「キン肉マン」の連載を再開したことも話題になり、「週刊プレイボーイ」「週プレNEWS」(同)で現在も連載中。コミックスのシリーズ累計発行部数は7700万部以上を誇る。2013年にはシリーズ通巻100巻を達成した。

 1983年4月にはテレビアニメの放送をスタートし、平均視聴率は約20%を記録。7本の劇場版アニメも制作された。超人の消しゴム「キンケシ」が大ブームを巻き起こし、累計約2億体を販売した。

 ◇スタッフ(敬称略)

 監督:さとう陽▽シリーズ構成:深見真▽キャラクターデザイン:丸藤広貴▽音楽:高梨康治▽アニメーション制作:Production I.G


写真を見る全 2 枚

アニメ 最新記事