解説:「頭文字D」“あの人は今” アニメ「MFゴースト」に続々登場 藤原拓海は?

「MFゴースト」の一場面(c)しげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会
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「MFゴースト」の一場面(c)しげの秀一・講談社/MFゴースト製作委員会

 しげの秀一さんの人気マンガ「頭文字D」の“後継作”が原作のテレビアニメ「MFゴースト」。主人公・片桐夏向(カナタ・リヴィントン)が、「頭文字D」の主人公・藤原拓海の教え子であることが明らかになり、「頭文字D」のキャラクターが登場することも話題になっている。「頭文字D」のキャラクターは、その後どうなったのか……。“あの人は今”を紹介する。

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 ◇リョウ・タカハシとは!?

 「MFゴースト」は、「週刊ヤングマガジン」(講談社)で2017年に連載をスタート。車の自動運転が普及した西暦202X年の日本が舞台で、公道の自動車レースMFGが世界中で人気を集める中、英国のレーシングスクールを卒業した片桐夏向(カナタ・リヴィントン)が、ある目的を果たすため、日本に帰国する……というストーリー。アニメはTOKYO MXほかで放送中。

 アニメでは、藤原拓海のその後について多くは語られていないが、カナタが藤原拓海の教え子であることが明らかになった。藤原拓海は、豆腐店を営む父の愛車でトヨタのAE86(ハチロク)に乗っていたが、カナタはトヨタが2012年に発売した86GTでMFGに参戦。慣性ドリフトなど藤原拓海のおなじみのテクニックも受け継いでいるようだ。

 アニメには、MFGのエグゼクティブ・オーガナイザーのリョウ・タカハシというキャラクターが登場することが発表されている。「頭文字D」の「赤城レッドサンズ」「プロジェクトD」のリーダーだったあのキャラクターだと思われるが、正体は明かされていない。声優は、あのキャラクターと同じ子安武人さんだが……。

 藤原拓海のライバルで、「プロジェクトD」のメンバーだった高橋啓介は、自動車のアフターパーツの販売や不動産業などを手がける商社「TKマッハコーポレーション」の代表取締役を務める。第2話では、カナタがコースを記憶したというデモ走行映像に、啓介のものと思われるFDが映し出されたことも話題になった。「プロジェクトD」の外報部長だった上有史浩は、MFGの統括本部長になっている。

 ◇ライバル、親友はどうなった?

 藤原拓海のかつてのライバルも登場する。ゼロ理論を提唱する「チーム・スパイラル」に所属していた奥山広也は、MFGドライバーの相葉瞬のGT-Rを調整するオートショップ「スパイラル・ゼロ」の経営者になっている。相葉からは、恩人として敬愛されているようで、今後の活躍が期待されるキャラクターの一人だ。豪快な走りが魅力で、いろは坂などで藤原拓海と死闘を繰り広げた小柏カイは、MFGのゲスト解説者として登場する。

 藤原拓海の幼なじみで親友の武内樹は、渋川市のガソリンスタンド店員になっている。高校時代に藤原拓海と共にガソリンスタンドでアルバイトをしていたが、働き続けているようだ。

 ガソリンスタンドの先輩だった池谷浩一郎は、渋川市のガソリンスタンドの所長になっている。池谷浩一郎の親友の健二は、武内、池谷が勤務するガソリンスタンドの常連客として登場するという。

 「頭文字D」の懐かしのキャラクターが続々と登場するのも「MFゴースト」の魅力の一つだ。それぞれが年齢を重ね、変化しているところがあれば、変わらないところもあるようで、今後の展開が注目される。

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