うる星やつら:M・A・Oが“究極の箱入り娘”水乃小路飛鳥に 父は桜井敏治 母は三石琴乃 新作テレビアニメ追加キャスト

「うる星やつら」の新作テレビアニメ第2期に登場する(左から)水乃小路飛鳥、水乃小路父、水乃小路母(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会
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「うる星やつら」の新作テレビアニメ第2期に登場する(左から)水乃小路飛鳥、水乃小路父、水乃小路母(C)高橋留美子・小学館/アニメ「うる星やつら」製作委員会

 高橋留美子さんの人気マンガ「うる星やつら」の完全新作テレビアニメの追加キャストが発表され、M・A・Oさん、桜井敏治さん、三石琴乃さんが出演することが分かった。M・A・Oさんが第2期に登場する水乃小路飛鳥、桜井さんが飛鳥の父、三石さんが飛鳥の母をそれぞれ演じる。

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 水乃小路飛鳥は、第1期に登場した水乃小路スポーツの御曹司・水乃小路飛麿の妹。15歳になるまで、父や兄を含む一切の男性と触れ合うことがなく甲胄(かっちゅう)をつけて暮らしていたため、男性への耐性が皆無で、怪力の持ち主でもある。飛鳥を演じるM・A・Oさんは、「うる星やつら」について「出会いがいつだったのか分からないくらい自然となじみがあり、気がつけば『うる星やつら』という作品に触れ楽しませていただきました。アニメではキャラクターのビジュアルはもちろん、キュートな楽曲やSEに胸がときめきました。とにかくラムちゃんはじめ、登場する女の子たちが皆ユニークで憧れた思い出があります」とコメント。

 飛鳥については「かれんな乙女でありながら、驚異的な身体能力を持っているというギャップが魅力的だと感じました。あの特徴的な瞳や髪形、きょとんとした表情が本当に可愛らしいと思います。究極の箱入り娘で常識でははかれないところがありますが、裏がない純真無垢(むく)な女の子なので、発した言葉が偽りないトーンで響くよう心がけて演じさせていただきました。甲胄姿での仕草や擬音もとても可愛らしいので、今回のアニメではどのように表現されるのか楽しみです!」と話している。

 水乃小路父を演じる桜井さんは「奥さん、飛鳥と息子とキャラが強い中、へのへのもへじ顔のお父さんだけど、クールというか、あまり個性を出さないように演じようと。空気みたいな存在になれればと思いました」とコメントを寄せている。

 水乃小路母を演じる三石さんは「うる星やつら」について「ぶっ飛びギャグアニメのパイオニア作品です。男子と女子の恋愛観の食い違いや本音を包み隠さないせりふの応酬で、テレビを見て驚がくしました(笑い)。そしてハイテンションとスピードとエッチで目が離せないアニメですよね」とコメント。

 水乃小路母について「良家の妻であるけれど、ご覧の通り表情の変化がほとんどありません。その面白さや違和感をどうやってお芝居で表現しようかいろいろ巡らせましたが、結局スタジオで出たとこ勝負でした(笑い)」と話している。

 キャラクターを一人ずつ紹介するPV「TVアニメ『うる星やつら』SPECIAL PV~諸星あたるが愛した女性たち+その他~」がYouTubeで公開された。あたるが“愛した”女性たちを丁寧に、“その他”である男性たちを適当に紹介していくあたる目線のPVとなっている。

 「うる星やつら」は、「めぞん一刻」や「らんま1/2」「犬夜叉」などでも知られる高橋さんの代表作の一つ。高橋さんは、1978年に「勝手なやつら」でデビューし、「うる星やつら」は1978~87年に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された。趣味はガールハントの高校生・諸星あたると、地球に来た鬼族の娘・ラムの日常が描かれた。テレビアニメがフジテレビ系で1981年10月~1986年3月に放送された。

 新作アニメは、同作を刊行する小学館の創業100周年を記念して、原作のエピソードを選び抜き、全4クールでテレビアニメ化される。「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」などの高橋秀弥さん、木村泰大さんが監督を務め、david productionが制作する。第1期が2022年10月~2023年3月に連続2クールで放送された。第2期がフジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」ほかで2024年1月から放送される。

 ◇キャスト(敬称略)

 諸星あたる:神谷浩史▽ラム:上坂すみれ▽三宅しのぶ:内田真礼▽面堂終太郎:宮野真守▽錯乱坊:高木渉▽サクラ:沢城みゆき▽ラン:花澤香菜▽レイ:小西克幸▽おユキ:早見沙織▽弁天:石上静香▽テン:悠木碧▽藤波竜之介:高垣彩陽▽竜之介の父:千葉繁▽水乃小路飛鳥:M・A・O▽水乃小路父:桜井敏治▽水乃小路母:三石琴乃

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