烏は主を選ばない:人気ファンタジー小説「八咫烏シリーズ」がテレビアニメ化 NHKで2024年4月スタート

「烏は主を選ばない」のティザービジュアル(C)C.A/B/N,EP,P
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「烏は主を選ばない」のティザービジュアル(C)C.A/B/N,EP,P

 史上最年少の20歳で松本清張賞を受賞してデビューした阿部智里さんの人気ファンタジー小説「八咫烏(やたがらす)シリーズ」(文藝春秋)の「烏(からす)は主(あるじ)を選ばない」がテレビアニメ化され、NHKで2024年4月から放送されることが明らかになった。八咫烏の少年・雪哉(ゆきや)が描かれたティザービジュアルも公開された。アニメの詳細は今後発表される。

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 「八咫烏シリーズ」は、日本神話にも登場する3本足の伝説の烏、八咫烏を題材にしたファンタジー小説。人間の姿に変身することができる八咫烏の一族が支配する異世界・山内を舞台に、美しくも風変わりな若宮のそば仕えに抜てきされた八咫烏の少年・雪哉が、陰謀渦巻く宮中でさまざまな事件に遭遇する中で、若宮と奇妙な主従関係を結んでいく。

 第1巻「烏に単は似合わない」(2012年)と同時間軸の第2巻「烏は主を選ばない」(2013年)に始まり、続く「黄金の烏」(2014年)、「空棺の烏」(2015年)、「玉依姫」(2016年)、「弥栄の烏」(2017年)までの全6巻で第1部が完結。外伝、第2部も発表されている。平安王朝風の雅びな風俗と、日嗣の皇子・若宮とそば仕えの少年・雪哉を中心とした魅力的なキャラクター、周到に仕掛けられた謎、天敵・大猿とのバトルなど日本神話に通じる壮大な世界観が話題を呼びミリオンセラーを達成した。

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