葬送のフリーレン:milet「bliss」流れる特別ED公開 吉成鋼が絵コンテ、作画、仕上げ 

「葬送のフリーレン」の特別映像(c)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会
1 / 3
「葬送のフリーレン」の特別映像(c)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

 「マンガ大賞2021」で大賞に選ばれたことも話題のマンガが原作のテレビアニメ「葬送のフリーレン」の特別映像がYouTubeで公開された。9月29日に日本テレビの映画枠「金曜ロードショー」で放送された初回スペシャルで流れた特別エンディング(ED)映像で、名アニメーターの吉成鋼さんが絵コンテ、作画、仕上げまで全てを手掛けた。シンガー・ソングライターのmilet(ミレイ)さんによる特別EDテーマ「bliss」が流れ、同曲は第11話で挿入歌としても使用された。

あなたにオススメ

 「bliss」は、アニメの音楽を手掛けるエバン・コールさんが作曲し、miletが作詞を担当した。miletさんは同曲について「生きる喜びだけでなく、それに伴う痛みや苦しみまで包容されている音で、曲が終わったときに漂う残り香が、物語の続きへと静かにいざなってくれるようで優しさに救いを感じました。歌詞は、人と人、人と自然の間にある目には見えないつながりを思いながら書きました。私の中にある形のない愛や闇に体を沈めるように集中して歌い、起伏のあるメロディとオーケストレーションの音の波に乗りながら、私もフリーレンたちが生きる場所にトリップして伸び伸び歌っている気持ちになりました」とコメント。

 エバン・コールさんは「フリーレンで作った劇伴の世界観に合わせつつ、miletさんのすてきな歌声に合う曲を作るのが最初に考え、miletさんが気持ちよく歌い上げる曲にしたいと思って作りました。寂しさもあり、壮大さもあり、この作品ならではの曲にしないといけないと考えていました。miletさんによる歌詞はものすごくフリーレンに合うものだと感じ、まるでフリーレンの内心を唄にしたようです。それに歌声は想像以上にはまって、心が揺さぶられました」と話している。

 「葬送のフリーレン」は、山田鐘人さん原作、アベツカサさん作画のマンガで、「週刊少年サンデー」(小学館)で2020年4月に連載をスタートした。魔王を倒した勇者一行の魔法使いで、エルフゆえに長寿であるフリーレンが仲間の死を経験し、“人を知るため”に旅をすることになる。

 アニメは、「ぼっち・ざ・ろっく!」などの斎藤圭一郎さんが監督を務め、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」などのエバン・コールさんが音楽を担当。マッドハウスが制作する。

 種崎敦美さんが主人公・フリーレンを演じるほか、市ノ瀬加那さん、小林千晃さんらが声優として出演する。音楽ユニット「YOASOBI」がオープニングテーマ「勇者」、miletさんがエンディングテーマ「Anytime Anywhere」を担当するなど豪華スタッフ、キャストが集結したことも話題になっている。日本テレビのアニメ枠「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」で放送中。

写真を見る全 3 枚

アニメ 最新記事