機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:主題歌は西川貴教「FREEDOM」 小室哲哉と初タッグ

「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のビジュアル(c)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のビジュアル(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズの「機動戦士ガンダムSEED」の完全新作となる劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」で、西川貴教さんが「西川貴教 with t.komuro 」名義で主題歌「FREEDOM」を担当することが分かった。西川さんは「機動戦士ガンダムSEED」のオープニングテーマ(OP)「INVOKE -インヴォーク-」、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のOP「ignited -イグナイテッド-」などを担当しており、新作でも主題歌を担当することになった。小室哲哉さんがプロデュースした楽曲で、西川さんと小室さんがタッグを組むのは初めて。

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 小室さんがメンバーの「TM NETWORK」は、1988年に公開された劇場版アニメ「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」の主題歌「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」を担当しており、豪華コラボを実現した。

 西川さんは「劇場版の発表から幾年月、特にこの20年で世界を取り巻く状況が激変したことで、正直かなり悩みました。どんな楽曲を作るかよりもどんな思いを込めて作品を送り出すべきなのかに多くの時間を割きました。よって、これまでの制作とは次元の異なる難しさがありました。今回の作品は単純に『SEED』という物語の完結だけではなく、ガンダムの歴史を踏まえた座組で過去と今を紡ぎ、次の世代へ繋げることこそが僕の役目だと思っています。皆さんがどう受け止め、皆さんにどう響くのか、素直に楽しみです」とコメント。

 小室さんは「『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で楽曲を提供させていただいてから時を超えて35年が経ち、『SEED』の主題歌を作らせていただきました。僕にとっては奇跡と言えます。地球を危惧するあらゆる事象の中で、ガンダムは光です。渾身の力で制作に望みました。西川貴教くんとは初めてのタッグですが、期待通りの歌唱力に圧倒されています。劇場公開をぜひお楽しみに!」と語っている。

 アニメを手掛ける福田己津央監督は「ガンダムSEEDシリーズ終了から早20年近く。初回のオープニングテーマとして打ち合わせした時イメージしたオーダーは『THUNDERBIRD』のような曲でした。そして出来上がったのが名曲『INVOKE -インヴォーク-』。後に『Meteor -ミーティア-』という形で作品世界をリードしてくれました。西川さんたちのガンダムへの思いが見事に結実したと感じています。それ以外にも役者として、アーティストとして様々な媒体を通して『SEED』をバックアップしてくれて、もはや盟友、現場スタッフとお呼びしても……。今回も20年寝かせたガンダム愛を見事な曲として完成させてくれました。圧巻はやはり作品テーマを歌い上げる曲冒頭のア・カペラ熱唱。魂が震えました。今回の劇場版『ガンダムSEED』は20年前から繋がった世界です。この曲は変わらない世界と変わってしまった現在を繋げる素晴らしいパフォーマンスで、一気に世界に引き込まれます。20年来の待ってくださった皆さんの思いも背負った素晴らしいテーマ曲を視聴者のみなさんもぜひ、体験してください」と話している。

 11月19日、文京シビックホール(東京都文京区)で開催されたイベント「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL ~CONNECT あの時代を超えて~」で発表された。イベントには、キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、ラクス・クライン役の田中理恵さん、シン・アスカ役の鈴村健一さん、アスラン・ザラ役の石田彰さん、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘さん、西川さん、玉置成実さんが登壇した。

 「機動戦士ガンダムSEED」は、地球連合軍と武装組織ザフトの戦争が混迷を極める中、中立コロニーのヘリオポリスで暮らすコーディネイターの少年キラ・ヤマトが戦いに巻き込まれる……というストーリー。2002年10月~2003年9月に放送され、“21世紀のファーストガンダム”とも呼ばれている。これまでの「ガンダム」シリーズのファンに加え、多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を記録。続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」が2004年10月~2005年10月に放送され、最高視聴率8.2%を記録した。ガンプラ(プラモデル)も好調で、小学生を中心に“第二次ガンプラブーム”を巻き起こした。シリーズの累計パッケージ販売数は400万本以上。

 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」の続編で、福田己津央監督らテレビアニメのスタッフが再集結する。舞台となるC.E.(コズミック・イラ)75では戦いがまだ続いており、独立運動、ブルーコスモスによる侵攻などを沈静化するべく、世界平和監視機構・コンパスが創設され、キラたちが各地の戦闘に介入する。コンパスは、新興国・ファウンデーションからブルーコスモス本拠地への合同作戦を提案されることになる。2024年1月26日に公開される。

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