ブギウギ1週間:第7週「義理と恋とワテ」 スズ子、松永への恋心実らず「グッドラック!」 松永退場で「待ってるよー!」と復活望む声

NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第7週の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「ブギウギ」第7週の一場面 (C)NHK

 趣里さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ブギウギ」(月~土曜午前8時ほか)の第7週「義理と恋とワテ」(第31~35回)が11月13~17日に放送された。同週の放送をSNSで盛り上がったコメントなどで振り返る。

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 「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」などの名曲を歌った戦後の大スター・笠置シヅ子(1914~85年)が主人公のモデルとなる。激動の時代、ひたむきに歌と踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称し、フィクションとして描く。

 ◇第31回 秋山、娘役への転向を勧められ悩む おでん屋の伝蔵が「全部言ってくれた」

 第31回は、梅丸楽劇団(UGD)の旗揚げから1年、東京でスズ子(趣里さん)と秋山美月(伊原六花さん)はすっかり劇団の人気者になっていた。そんな折、梅丸少女歌劇団(USK)の林部長(橋本じゅんさん)が東京にやって来て「2人のうちどちらか1人に大阪に戻ってきてほしい」といわれる。しかし、秋山はダンサーの中山史郎(小栗基裕さん)といい仲になっており、スズ子も羽鳥善一(草なぎ剛さん)から新曲を書くからと、作詞家の藤村薫(宮本亞門さん)を紹介される。

 秋山は中山から娘役へ転向するよう勧められ、悩んでいた。おでん屋で、秋山がスズ子に相談しているのを聞いた店主の伝蔵は、「嫌な野郎だな、その中山ってやつは。輝くか輝かないかなんてな、てめえで決めることだろ。他人がうるせえっつうんだよ」「男ってのはよ、言いたがんだよ、そういうこと。女を自分の手のひらにのっけときてえんだよ」と言い放った。

 SNSでは「おでん屋の伝蔵さんいいこと言うな」「おでん屋のおっちゃんが全部言ってくれた」「おでん屋がカウンセリングルームになってて、スズ子も秋山も救われてるのね」といった声が上がった。

 ◇第32回 中山が秋山にプロポーズ「ヤバ藤に次ぐ『ヤバ山』が誕生」

 第32回は、内緒の話があると松永(新納慎也さん)から呼び出されたスズ子は、梅丸のライバルである日宝に一緒に移籍しないかと誘われる。突然の引き抜き話に戸惑うスズ子に、羽鳥善一(草なぎ剛さん)は大反対する。一方、秋山は、中山からプロポーズを受ける。しかし、どこか違和感を感じている秋山は、この話を受けていいのか悩んでいた。

 SNSでは「この男はダメ! 秋山さんの才能を潰そうとしてる!」「秋山さん逃げてと思ってしまう」といったコメントが寄せられた。また、前作の朝ドラ「らんまん」で、既婚者ながら、寿恵子(浜辺美波さん)に猛アタックし、視聴者から「ヤバ藤」と呼ばれていた高藤(伊礼彼方さん)を思い出すという声もあり、「ヤバ藤に次ぐ『ヤバ山』が誕生」といった声も続出した。

 ◇第33回 日宝への引き抜き話が梅丸にバレる 駆け落ちを提案するスズ子に松永は

 第33回は、スズ子が日宝から引き抜きを受けているという話が梅丸にも伝わり、梅丸の大熊社長(升毅さん)は激怒。辛島部長(安井順平さん)がスズ子の元へとやってくる。辛島から問い詰められ、スズ子は大変なことをしてしまったと悟る。辛島はこれ以上、日宝に話を進められないようにするためにスズ子をしばらく軟禁すると言うが、スズ子はうまく辛島の目を盗んで抜け出し、松永に会いに行く。

 スズ子は松永に一緒に逃げてほしいと駆け落ちを提案。「松永さんのことが大好きなんです」と告白するスズ子に、松永は「ごめんよ。僕はアメリカに愛する人を残してきている」と伝え、スズ子の気持ちに応えられないと告げた。

 この場面について松永を演じた新納さんが自身のX(ツイッター)で「国際ロマンス詐欺で訴えないでください(笑い)」とつづった。この投稿に視聴者が「もう、びっくりしましたよー!! アメリカに愛する人を残してきてるんですね~ってことは、いつか松永さん帰っちゃうの!?」「ちゃんとスズ子の告白に向き合ったところは誠実だと思いました。でもおでこにチューとアイウォンチューはアウトかもしれません(笑い)」といったコメントが寄せられた。

 ◇第34回 秋山、プロポーズをきっぱり断る「ヤバ山フラれた~」 松永も退場

 第34回は、松永に振られ傷心のスズ子が下宿に帰ると、羽鳥と藤村が部屋にいて、スズ子のための新曲「センチメンタル・ダイナ」を作っていた。早くスズ子に歌ってほしいと言われるが、梅丸にも日宝にも義理を欠いた行動をしてしまったと感じているスズ子は、自分にはこれ以上歌う資格がないと伝える。一方、秋山は、中山からプロポーズの返事を迫られ、はっきりと断る。

 秋山に「全く愛してないです。ごめんなさい」と言われた中山は膝から崩れ落ちた。この場面に、SNSでは「ヤバ山フラれた~。やった~」「モラハラ男や、別れて正解や」「ざまぁすぎるw」などと拍手喝采。

 スズ子も日宝へ赴き、引き抜き話をきっぱりと断り、松永と「グッドラック!」と笑顔で決別する場面も描かれた。松永がこれで退場となることを報告した新納さんは「カムバック松永」とハッシュタグを付けてつぶやくようドラマの公式X(ツイッター)で呼びかけると、視聴者から「ぜひぜひまたお会いしたいです」「待ってるよー!」といった声が続々と上がった。

 ◇第35回 スズ子の「センチメンタル・ダイナ」圧巻のパフォーマンス 直後の不穏な次週予告に「落差がキツい」

 第35回は、日宝からの引き抜きの話を断ったスズ子は、辛島部長に謝りを入れる。羽鳥のとりなしもあり、これまで通り梅丸で活動していくことになる。一方、中山のプロポーズを断った秋山は、大阪へと帰ることに。UGDの公演ではスズ子の「センチメンタル・ダイナ」が響き渡った。

 圧巻のパフォーマンスで会場を沸かせ、笑顔のスズ子のアップで同回は幕を閉じた。その直後、第8週「ワテとお母ちゃん」の予告編が流れ、ツヤ(水川あさみさん)が「まだまだあんたとスズ子と六郎とおりたかったけど……堪忍しとくれやす」と弱々しく話す場面があった。SNSでは「週の最後にスズ子の歌が聞けるのはうれしいけど、予告との落差がキツい」「来週はすごくすごくつらい週になりそう……覚悟しないといけないなあ」といった声があった。

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