このマンガがすごい!2024:オトコ編首位は「ヤンジャン」野球マンガ「ダイヤモンドの功罪」 オンナ編は「うみべのストーブ 大白小蟹短編集」

「このマンガがすごい!2024」(宝島社)の表紙
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「このマンガがすごい!2024」(宝島社)の表紙

 宝島社がその年の注目マンガをランキング形式で発表するガイドブック「このマンガがすごい!2024」(宝島社)のランキングが発表された。オトコ編の1位に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の平井大橋さんの野球マンガ「ダイヤモンドの功罪」、オンナ編の1位に大白小蟹さんの短編集「うみべのストーブ 大白小蟹短編集」(リイド社)が選ばれたことが分かった。「このマンガがすごい!2024」は12月13日に発売される。

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 「ダイヤモンドの功罪」は、今年2月に「週刊ヤングジャンプ」で連載を開始した。運動の才能に恵まれた主人公の少年の天才ゆえの苦悩、孤独を描く野球青春群像劇。6月に発売されたコミックス第1巻は発売後に即重版が決定するなど人気を集めている。最新4巻が12月19日に発売される。

 作者の平井さんは、同誌の創刊40周年を記念して2019年1月に創設されたマンガ賞「賞金総額最大1億円40漫画賞」野球部門において「ゴーストバッター」「ゴーストライト」の2作品で佳作を受賞した新鋭で、「ダイヤモンドの功罪」で連載デビューした。

 「うみべのストーブ 大白小蟹短編集」は、マンガ家、イラストレーターとして活動する大白さんの初のコミックスで、2022年11月に発売された。リイド社のウェブマンガ誌「トーチweb」などで発表された短編7編を収録している。

 作者の大白さんは、2015年からコミティアに参加しマンガや絵本を制作している。今年からウェブマンガサイト「路草」で「みどりちゃん、あのね」を連載中。

 「このマンガがすごい!」は、1996年にマンガのガイド本として誕生し、書店員やマンガに精通した著名人などが選出するマンガ賞。「このマンガがすごい!2024」は、2022年10月1日~2023年9月30日にコミックスとして発表されたマンガを対象に注目すべき作品を選出した。ガイドブックは、あのさんが表紙を飾り、上位作品の作者のインタビュー、トップ50のランキングなどが掲載される。価格は870円。

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