ドラマ1週間:「ブラック・ジャック」が高橋一生主演で来年ドラマ化 當真あみ来年1月期「日曜劇場」で芦田愛菜と共演

テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」のビジュアル=テレビ朝日提供
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テレビ朝日ドラマプレミアム「ブラック・ジャック」のビジュアル=テレビ朝日提供

 1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回(12月16~22日)は、手塚治虫さんの名作医療マンガ「ブラック・ジャック」が俳優の高橋一生さん主演で2024年にテレビ朝日でドラマ化される話題、當真あみさんが、西島秀俊さん主演で2024年1月期にTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」に出演することが話題になった。前後編で取り上げる。

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 2023年に連載50周年を迎えた手塚治虫さんの名作医療マンガ「ブラック・ジャック」が、俳優の高橋一生さん主演で、2024年にテレビ朝日でドラマ化されることが12月16日、明らかになった。「ブラック・ジャック」がドラマ化されるのは、2000年に放送された本木雅弘さん主演のテレビドラマ(TBS系)以来、24年ぶり。原作マンガから厳選した有名エピソードを凝縮して放送するという。「ブラック・ジャック」は1973~83年に「週刊少年チャンピオン」で連載された手塚さんの代表作の一つ。手術の腕は神がかり的だが、法外な代金を請求する無免許医のブラック・ジャックが、医師から見放された難病の患者を次々と治療していく姿が描かれた。本作では、映画「アルプススタンドのはしの方」などで知られる城定秀夫さんが監督を担当。連続ドラマ「JIN -仁-」(TBS系)、NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」などの森下佳子さんが脚本を手がける。

 俳優の関水渚さんと野村周平さんが、お笑いトリオ「3時のヒロイン」の福田麻貴さん主演で、2024年1月17日にスタートするフジテレビ系の連続ドラマ「婚活1000本ノック」(水曜午後10時)に出演することが16日、分かった。関水さんは、ヒロイン・綾子(福田さん)の才色兼備なライバル・九本(きゅうもと)役、野村さんは、綾子が出会う個性的な婚活相手“小池”役で出演する。ドラマは、南綾子さんの同名小説(新潮社)が原作で、最新の婚活事情を通して登場人物たちを描くラブコメディー。生涯のパートナーを求めて奮闘する33歳の売れない小説家・南綾子が、かつて自分をその気にさせて、遊んで捨てた「クソ男の幽霊」と共に、二人三脚で婚活する姿を描く。関水さんは「生きていると起こりうるつらいことや悲しいことも楽しく笑い飛ばしてくれるようなすてきなドラマです」とコメント。野村さんも「福田さんとはまだごあいさつしかできていないものの、とても面白い印象があり、今回のラブコメにぴったりだなと。これからみんなで楽しく作っていけたらと思っています」と話している。

 俳優の當真あみさんが、西島秀俊さん主演で2024年1月期にTBS系「日曜劇場」枠(日曜午後9時)で放送される連続ドラマ「さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~」に出演することが17日、明らかになった。當真さんは、クラシック音楽に恋する高校生・谷崎天音を演じる。ドラマには主人公の娘役で芦田愛菜さんも出演。話題になった連続ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)に続き、共演シーンがあるか、注目される。ドラマは脚本家・大島里美さんのオリジナルストーリー。ある事件で家族も音楽も失った天才指揮者の夏目俊平(西島さん)と、そんな俊平を拒絶し音楽を嫌う娘の響(芦田さん)が地方オーケストラを通して、親子の絆と人生を再生させていく姿を描く。當真さん演じる天音は、音楽に憧れて、俊平が指揮する晴見フィルハーモニーに近づいてくる高校生。音楽経験はゼロだが、晴見フィルに入ることになり、クラシックにハマっていく。明るい天然キャラに見えるが、ある秘密を抱えている。

 落語家の立川志らくさんが、2024年1月期のTBS系“火10”(火曜午後10時)枠の連続ドラマ「Eye Love You」に出演することが18日、分かった。志らくさんが、連続ドラマのレギュラーキャストを務めるのは今作が初。志らくさんは「これから役者としても活動したいと考えていた矢先のこのオファー。ワイドショーでは私の発言がよく炎上しますが、今回は役者として良い意味で炎上させますね(笑い)」とコメントしている。「Eye Love You」は、二階堂ふみさん主演で、相手役を韓国で人気の俳優チェ・ジョンヒョプさんが務めるラブストーリー。心の声が聞こえる“テレパス”能力を持つヒロイン・本宮侑里(二階堂さん)と、年下の韓国人留学生ユン・テオ(チェ・ジョンヒョプさん)の恋を描く。志らくさんは、侑里の父・本宮誠を演じる。誠は、侑里が幼い頃に妻を亡くして以来、男手一つで娘を育て上げた。侑里がテレパスになるに至ったある事故に関わっており、長年入院生活を送っているが、娘と“心”で会話する父親という繊細な役柄だ。

 人気グループ「7ORDER」の長妻怜央さんと俳優の川津明日香さんが、2024年2月5日からTOKYO MXの「ドラマニア!」枠(月曜午後10時)で放送される「Sugar Sugar Honey」でダブル主演することが19日、分かった。長妻さんは女たらしとうわさされるイケメンパティシエの梶佑輔を、川津さんは元マラソンランナーで、梶に翻弄される佐原瑞月(みづき)を演じる。原作は、電子書籍配信サイト「コミックシーモア」で累計900万ダウンロードを突破した、鈴木有布子さんの人気コミック。瑞月は現役引退を機に一流ホテルでスタッフとして働くことに。接客経験ナシ、不器用で無愛想。恋愛経験もナシ。失敗ばかりのポンコツぶりを発揮して、同僚たちと気まずい雰囲気になる。自分の居場所を見失っていた瑞月の唯一の癒やしは、大好きなホテルスイーツ。そんなとき瑞月の前に、イケメンパティシエの梶が現れる。瑞月は、あるピンチを梶に救われたことをきっかけに、新作スイーツの試食係に任命されて……と展開するラブストーリー。

 俳優の橋本環奈さんが、2024年3月に放送されるスペシャルドラマ「万博の太陽」(テレビ朝日系)で主演を務めることが19日、明らかになった。昭和40年代を舞台に、橋本さんは大阪万博のコンパニオンとして世界中の人々と交流するという夢を抱く主人公の朝野今日子を演じる。脚本は、「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)、「ハケンの品格」(日本テレビ系)などを手がけている中園ミホさんが担当。演出も田村直己さんというドクターXチームが集結し、「テレビ朝日開局65周年記念作品」として制作される。舞台は、高度経済成長期の真っただ中にあった昭和40年代。誰もが“より良い生活”を目指していたこの時代、東京・下町生まれの主人公・朝野今日子(橋本さん)は東京五輪(昭和39年)の感動が忘れられない。世界とつながる場所への憧れを募らせ、やがて万博のコンパニオンとして世界中の人々と交流するという夢をつかみ取っていくことに……というヒューマンホームドラマだ。橋本さんは「“こういう時代もあったな”と懐かしむ方もいれば、私と同世代やそれよりも下の世代のみなさんは“こういう日本の姿もあったんだ!”と歴史的感覚で見られる作品でもあります。何より、見れば必ず前向きになれる作品だと思います」とコメントした。

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