薬屋のひとりごと:“変人軍師”羅漢役に桐本拓哉 謎の官女・翠苓は名塚佳織 第2クールOPにUru EDはwacci

「薬屋のひとりごと」に登場する羅漢(左)と羅漢の声優を務める桐本拓哉さん(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会
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「薬屋のひとりごと」に登場する羅漢(左)と羅漢の声優を務める桐本拓哉さん(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会

 小説投稿サイト「小説家になろう」から生まれた日向夏さんのライトノベルが原作のテレビアニメ「薬屋のひとりごと」の追加キャストが発表され、桐本拓哉さん、名塚佳織さんが出演することが分かった。桐本さん、名塚さんは第2クールに登場する新キャラクターを演じ、桐本さんは猫猫(マオマオ)と壬氏(ジンシ)に近付く特異な才能を持つ変人軍師の羅漢(ラカン)役、名塚さんは外廷で働く薬草に詳しい謎の官女・翠苓(スイレイ)役として出演する。

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 第2クールの主題歌の情報も発表され、シンガー・ソングライターのUruさんがオープニングテーマ(OP)「アンビバレント」、バンド「wacci」がエンディングテーマ(ED)「愛は薬」をそれぞれ担当することが分かった。第2クールのPVがYouTubeで公開され、阿多妃の代わりにじゅだいしてきた新たな妃(きさき)・楼蘭妃、猫猫に冷たく接する翆苓、羅漢らが登場した。

 羅漢役の桐本さんは「今作への出演決定の一報を受けた時、うれしさと同時にこの難役をどう演じればいいか?が私の内に湧き起こりました。そして“特異な才能と実力を持つ変人軍師”と呼ばれるキャラクター。奇異な人物であってもにじみ出る人間味は感じさせながら軽妙に演じていこうと決め、収録に臨みました。猫猫と複雑な背景を持つ羅漢が交錯する妙なる物語を、どうぞお楽しみください」とコメントを寄せている。

 翠苓役の名塚さんは「猫猫がとても魅力的で、一瞬で世界に引き込まれました。翠苓は謎多き役所で大変難しかったのですが、つかみどころがなく強くもはかない空気を身にまとえたら……と思いながら演(や)らせていただきました。猫猫にも皆さまにも印象に残る女性になれていたらうれしいです」と話している。

 第2クールに向けて猫猫役の悠木碧さん、壬氏役の大塚剛央さんもコメントを寄せた。悠木さんは「猫猫を通して後宮の人々の生活が描かれてきた1クール目でしたが、2クール目では、後宮外の人々の生活、メインキャラクターたちの過去なども描かれていきます。丁寧に描かれたそれぞれの人間関係、渦巻く陰謀、もちろん猫猫と壬氏の相変わらずなおっかなびっくりコミュニケーションも! 楽しみにしていただければ幸いです。果たして猫は飼い主に懐くのか、飼い主は猫を守れるのか、2期もお楽しみにー!」と見どころを語っている。

 大塚さんは「1クール目の収録を終えて改めて振り返ると、壬氏から猫猫に対して向ける態度の変わりようが面白かったです。完成して、さらに随所にちりばめられた演出のこだわりも加わって、毎話1カット1カットが見逃せませんでした。2クール目は、引き続き活躍するキャラクターはもちろん、新しく物語の鍵となる登場人物も出てきます。1クール目同様、いろいろな視点で見てみるとより楽しめるのではないかと思います! 僕も楽しみなシーンがたくさんあります。年明けからも『薬屋のひとりごと』を一緒に盛り上げていっていただけたらうれしいです!」と呼びかけた。

 「薬屋のひとりごと」は、ライトノベルがヒーロー文庫(イマジカインフォス)から刊行されており、コミカライズも人気を集めている。アニメは「魔法使いの嫁」などの長沼範裕さんが監督を務め、TOHO animation STUDIOとOLMがタッグを組んで制作する。

 舞台は、とある大陸の華やかな後宮で、“毒見役”の少女・猫猫が、美形の宦官・壬氏と共に陰謀やウワサのひしめく後宮で起きる事件に巻き込まれていくことになる。第2クールは2024年1月6日から日本テレビ系で放送される。

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