キン肉マン:令和版アニメ キン肉マン役は宮野真守 “初代”神谷明がキン肉真弓、プリンス・カメハメに

「『キン肉マン』完璧超人始祖編」のキン肉マン役の宮野真守さん(左)とキン肉真弓役、プリンス・カメハメ役の神谷明さん(C)榊 智朗/週刊プレイボーイ
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「『キン肉マン』完璧超人始祖編」のキン肉マン役の宮野真守さん(左)とキン肉真弓役、プリンス・カメハメ役の神谷明さん(C)榊 智朗/週刊プレイボーイ

 人気格闘マンガ「キン肉マン」のテレビアニメ新シリーズ「『キン肉マン』完璧超人始祖編」で、声優の宮野真守さんがキン肉マンを演じることが明らかになった。キン肉マンの“初代”声優の神谷明さんが、キン肉マンの実の父で、先代のキン肉星第57代大王・キン肉真弓と、キン肉マンの師匠であるプリンス・カメハメの2役を演じることも発表された。“初代”キン肉マン役の神谷さんが、令和版「キン肉マン」でキン肉マンの父と師匠を演じることになった。

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 宮野さんは「この度、『キン肉マン』役を担当させていただけることになりました。今、この発言をしたことさえ、うそかと思うほど、自分にこんな事態が起こるなど、夢にも思っていませんでした。物心ついた時から、誰もが知る伝説級の作品で、もしかしたら僕は再放送で見ていたのかもしれませんが、僕も子供の頃から大好きで、『キン肉マンの歌』の数々は、刷り込みのように今でも歌えるほどです。オーディションを受けさせていただけることだけでも光栄で、決定を聞いた時には、大きなプレッシャーも感じたのですけど、事前に神谷明さんとお話させていただける機会も設けてくださって。たっぷりと……お話しさせていただきました……」とコメント。

 「その魂、心構え、キン肉マン『愛』。たくさんたくさん、共有させていただき、共鳴させていただき、授けてくださり、しっかり受け継がせていただいたと思っております……! 誠心誠意、役に向かい、臨みます。もうすでに現場では、キャスト、スタッフ全員の『キン肉マン』への愛が、あふれんばかりにあふれています! なので、みなさまもぜひ、楽しみに待っていてください!」と意気込みを語っている。

 神谷さんは「キン肉マンの新作アニメ化本当にうれしいです。さらにさらに大好きな宮野真守くんがキン肉マンを演じてくれるというのが二重の喜びになりました。思い起こすと、前作ではすてきなキャストの皆様と巡りあえました。そして、そのチームワークが作品を作り上げたと言っても過言ではないでしょう。ぜひ、今回のキャストの皆様にも同じ喜びを味わっていただきたいと願っています」と話している。

 キン肉マン、プリンス・カメハメ、キン肉真弓が描かれたビジュアル、宮野さん、神谷さんが出演するPV第1弾も公開された。PVでは、プリンス・カメハメの48の殺人技の一つである「風林火山」をキン肉マンとプリンス・カメハメが同時に叫ぶシーンが描かれている。

 「週刊プレイボーイ」(集英社)のニュースサイト「週プレNEWS」では、宮野さんと神谷さんの対談が掲載されている。2024年1月4日発売の「週刊プレイボーイ」2024年3・4合併号に完全版が掲載される。対談の模様は、「キン肉マン」の公式YouTubeチャンネルで1月4日午前0時に公開される。

 「完璧超人始祖編」は、「キン肉星王位争奪編」の続きとなる人気エピソードで、新たな脅威となる完璧・無量大数軍が襲来し、正義超人、悪魔超人軍との三つどもえの戦いが描かれる。アニメは、さとう陽さんが監督を務め、Production I.Gが制作する。深見真さんがシリーズ構成、丸藤広貴さんがキャラクターデザイン、高梨康治さんが音楽をそれぞれ担当する。2024年に放送。

 「キン肉マン」は「ゆでたまご」の人気格闘マンガで、1979~87年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された。キン肉星のダメ王子・キン肉マンが正義超人たちと共に悪の超人と戦う姿が描かれた。

 続編「キン肉マンII世」が1998年に「週刊プレイボーイ」で連載をスタート。2011年には約24年ぶりに「キン肉マン」の連載を再開したことも話題になり、「週刊プレイボーイ」「週プレNEWS」で現在も連載中。コミックスのシリーズ累計発行部数は7700万部以上を誇る。2013年にはシリーズ通巻100巻を達成した。

 1983年4月にはテレビアニメの放送をスタートし、平均視聴率は約20%を記録。7本の劇場版アニメも制作された。超人の消しゴム「キンケシ」が大ブームを巻き起こし、累計約2億体を販売した。

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