機動戦士ガンダムSEED FREEDOM:キラとアスランのけんかシーンで保志総一朗「殴り合いができてよかった」 石田彰「保志君、殴り合ってないよ」

「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL ~FREEDOM 新たな未来(とき)へ~」の様子(c)創通・サンライズ
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「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL ~FREEDOM 新たな未来(とき)へ~」の様子(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「機動戦士ガンダムSEED」シリーズのイベント「機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL ~FREEDOM 新たな未来(とき)へ~」が2月18日、パシフィコ横浜 国立大ホール(横浜市西区)で開催された。キラ・ヤマト役の保志総一朗さん、ラクス・クライン役の田中理恵さん、シン・アスカ役の鈴村健一さん、アスラン・ザラ役の石田彰さんら豪華声優陣、歌手の西川貴教さん、玉置成実さんが登壇。完全新作となる劇場版「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」のオーディオコメンタリー付き上映会、ライブなどが開催された。

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 オーディオコメンタリー上映後、保志さん、田中さん、鈴村さん、石田さん、カガリ・ユラ・アスハ役の森なな子さん、オルフェ・ラム・タオ役の下野紘さん、イングリット・トラドール役の上坂すみれさんが登場。新作のキラとラクスの関係について、保志さんは「今まではラクスに託された思いを背負ってキラは前で戦っていましたが、今回一緒に戦えるということで今までの思いを全てぶつけられた感じがしてうれしかったです」と語り、田中さんは「今回は私も『ラクス・クライン、行きます!』とキラの元へ行くことができてうれしかったです」と話した。

 キラとアスランがけんかをして、とばっちりでシンが殴られたシーンが話題になると、保志さんは「ここにきてアスランと拳の殴り合いができてよかった」と話し、石田さんがすかさず「保志君、殴り合ってないよ、僕(アスラン)は殴られてないから」とツッコミを入れた。

 石田さんは「組織的には立場が変わった3人だが、個人的には変わってないのかという気がしてました」と語り、鈴村さんは「あのシーンは縮図だなと。『SEED』シリーズはキラとアスランが主軸にいて、そこにやっぱりいらんことをする人(シン)がいる。ほほえましかったです」と振り返った。

 田中さんは、カガリ役の森さんとの共演を「アフレコが一緒だったので、お芝居のキャッチボールがやりやすかったです」と喜び、森さんは「カガリはテレビシリーズから時が流れていたので、代表者として威厳が出たら良いなと思いながら演じました」と思いを明かした。

 下野さんは、自身が演じる新キャラクターのオルフェについて「彼は最後の最後まで本当にかわいそうな奴です(笑い)」と表現し、「仲間内で反抗されたり、壁があったら彼はもっと指導者として素晴らしい人材になったんじゃないかと僕自身は思います」と話した。

 オルフェを陰で見つめ続けるイングリットを演じた上坂さんは「イングリットも本当にかわいそうな人、その2です(笑い)。けれど最後の最後で、イングリット的には思い人と添い遂げられたという点で、やっぱりオルフェが一番かわいそうですかね」と語った。

 「機動戦士ガンダムSEED」は2002年10月~2003年9月、続編「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は2004年10月~2005年10月に放送された。これまでの「ガンダム」シリーズのファンに加え、多くの女性層を獲得し、“21世紀のファーストガンダム”とも呼ばれている。ガンプラ(プラモデル)も好調で、小学生を中心に“第二次ガンプラブーム”を巻き起こすなど大きなムーブメントとなった。

 「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は「SEED DESTINY」の続編で、福田己津央監督らテレビアニメのスタッフが再集結した。劇場版は、2006年に制作が発表されたものの、その後は長らく続報が途絶えていた。発表から約18年の時を経て、1月26日に公開され、興行収入が26億8000万円を突破するなどヒットしている。

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