光る君へ:為時&まひろがゆかりの地・越前訪問 吉高由里子、大河ドラマ館見学で「照れくさい」 岸谷五朗は地元の熱烈歓迎に「感謝」

大河ドラマ「光る君へ」で父娘役で共演し、そろって福井県越前市を訪問した岸谷五朗さん(左)と吉高由里子さん
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大河ドラマ「光る君へ」で父娘役で共演し、そろって福井県越前市を訪問した岸谷五朗さん(左)と吉高由里子さん

 NHKの大河ドラマ光る君へ」(総合、日曜午後8時ほか)で、父娘役で共演する岸谷五朗さんと吉高由里子さんがこのほど、福井県越前市を訪問。大河ドラマ館を見学し、主人公のまひろ(紫式部)を演じる吉高さんは「ドラマ館が初めての経験。うれしいし、照れくさい。いろいろなことに興味を惹(ひ)くように丁寧に展示されていて、ドラマの世界を理解して見やすくなると思います。人と人とが点と点でつながって線になり、多くの方に足を運んでいただけるとうれしいですね」と話した。

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 まひろの父・為時役の岸谷さんも「こんなにすごいと思いませんでした。美しくて、美術的で、素晴らしい。親子で心を交わした1年で、対抗できない大きなものに挑んでいった場所。為時は非常に不得意な政治に向かい、まひろも心の穴がポツンと開いたタイミングとそれぞれ人生の転換期に越前にやってきました。こうした越前で開催される大河ドラマ館は特別に感じます」と語った。

 越前市は、越前国守として赴任する為時が暮らした地だ。同時に娘の紫式部も、生涯で唯一、都を離れて暮らし、都では経験できない人々に出会い、日野山や白山の雄大な山々に囲まれ、美しくも厳しい自然を体験。特に、美しい越前和紙との出会いなど、越前での暮らしが、紫式部の感性を磨き、創作意欲をかきたてたのではと言われている。

 越前市内の武生中央公園屋内催事場内にオープンした「光る君へ 越前 大河ドラマ館」では、ここでしか見られない大河ドラマのテーマを深堀した4K映像や、まひろが身につけていた衣装などに加え、ドラマ美術・衣装・書に込めた作り手の思いを解説した展示し、藤原為時の居室と書道道具のフォトスポットでの記念撮影が楽しめる。また、紫式部の心の中とリアル、過去と現代を行き来するような疑似体験をできる「紫式部 想創庵」も登場する。

 岸谷さんは、2月23日に行われたオープニングセレモニーに出席。地元から熱烈な歓迎を受け、「寒い中、大勢の方々に会場まで来てくださり、とてもうれしかったです。ドラマをやっていても、実際に見てくださる方々に会えることって実はなかなかないんです。今日は、皆さんの表情や笑顔がとても印象的でした。こういう機会をいただけたことに感謝しています」と振り返った。

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