人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)の劇場版アニメ43作目となる最新作「映画ドラえもん のび太の地球交響楽(ちきゅうシンフォニー)」(今井一暁監督)が3月1日に公開され、“歌い手”の天月(あまつき)さんが声優として出演していたことが明らかになった。天月さんは「映画ドラえもん」シリーズ初出演で、ネコ、ラジオDJの二役を担当した。声優の悠木碧さんがパロパロ役、のび太たちの学校の音楽の先生役として出演していたことも発表された。悠木さんが同シリーズに出演するのは2020年公開の「映画ドラえもん のび太の新恐竜」以来、約4年ぶり。ドラえもんたちの演奏シーンを収めた約2分間の本編映像もYouTubeで公開された。
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天月さんは「子供の頃、友達も多くなく学校が苦手だった僕にはドラえもんは夢のような存在でした。『いつか自分にも』なんて願って、押し入れに布団を敷いてみたり、両親に勉強を励むからという理由でのび太の勉強机のようなものを買ってもらいワクワクしていたのも懐かしい思い出です。そんな『ドラえもん』のゲスト声優が決まった時は、子供の頃からずっと大好きだったドラえもんに携われることが何よりもうれしかったです。アフレコ当日は何よりも緊張が大きかったのですが、スタッフさん含めとても温かく迎え入れてくださって、最後にはグッズもいただいてしまい、今でも家に飾っています! 微力ながらも作品として力添えできたことを光栄に感じています」と話している。
悠木さんは「『映画ドラえもん』シリーズにまたまた参加できてうれしいですー! 『のび太の宝島』ではオウム型ロボットのクイズ、『のび太の新恐竜』ではたまご探検隊隊長など、人ではないキャラクターで参加させていただいておりました。今回もでっかいわんちゃんパロパロをのびのび楽しく演じさせていただきました。それだけでなく音楽の先生も担当させていただけたことでついに人に!(笑い)。みんなみんな種族を超えて、愛されるキャラクターになっていますように!」とコメントを寄せている。
最新作のテーマは「音楽」で、ドラえもんたちが仲間と出会い、音楽を通じて心を通わせ、壮大な冒険を繰り広げる。「映画ドラえもん」シリーズ最高興行収入となる約53億7000万円を記録した「映画ドラえもん のび太の宝島」(2018年)の監督を務め、「映画ドラえもん のび太の新恐竜」(2020年)の演出を担当した今井さんが監督を務め、テレビアニメ「ドラえもん」の脚本を多く手がける内海照子さんが脚本を担当する。
俳優の芳根京子さん、お笑いコンビ「かが屋」、吉川晃司さん、石丸幹二さんがゲスト声優として出演する。3月1日に382館で公開され、3日間で観客動員数が約53万人、興行収入が約6億5600万円を記録し、好スタートを切った。
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