人気アニメ「シンカリオン」シリーズの新作テレビアニメ「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」で、ミュージシャンのmeiyoさん、バンド「THE ALFEE」、歌手の山本彩さんがエンディング（ED）主題歌を担当することが分かった。オープニング（OP）主題歌は「GReeeeN」からの改名を発表した「GRe4N BOYZ」による「閃光ハヤブサ」となる。GRe4N BOYZは改名発表後初めて主題歌を担当する。「UTA-RAIL♪PROJECT（ウタレール♪プロジェクト）」として、それぞれのアーティストが新幹線をモチーフに楽曲を書き下ろすことも発表された。

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　GRe4N BOYZは北海道新幹線・東北新幹線のはやぶさ、meiyoさんは東海道新幹線・山陽新幹線ののぞみ、THE ALFEEは山陽新幹線のこだま、山本さんは西九州新幹線のかもめをそれぞれモチーフに楽曲を制作する。

　GRe4N BOYZのメンバーは「この度、『シンカリオン』の主題歌を手掛けることになり、非常に光栄に思います。ボクらの結成の地、郡山では新幹線が発車するたびに『キセキ』が流れます。そして新たなシンカリオンということで、『シン』をテーマに曲作りをさせていただきました！　進も、新も、深も、信も、『シン』であり、そのどれも次の扉を開けるのに必要な『シン』だと思います。シンカは続くよどこまでも。人と人をつなぐスピードは、音はこだまし伝わり、光はあっという速さで伝わり、でも思いはその瞬間伝わる。たくさんの思いをつなぐ曲になれば幸いです！」とコメントを寄せている。

　meiyoさんは「『HOPE！HOPE！HOPE！』という曲を作りました。どうも、meiyoです。シンカリオンが新幹線を題材にしたアニメということもあって『のぞみ』を曲名に入れた楽曲を作ることになりました。実は僕が曲を作る上で常に大切にしているのは、それこそ“希望”や“多幸感”といったものだったりします。すてきな奇遇。これまでもいろいろな形で“希望”について歌ってきたので、今回は初めての試みとして、僕なりの応援歌をイメージして作ってみました。ぜひ、お楽しみください」と話している。

　THE ALFEEの高見沢俊彦さんは「新幹線フリークの自分にとって、タイトルに新幹線のネーミングを入れるというプロジェクトは願ってもないお話でした。ALFEEは『こだま』を指定されたので、みなさんの心に響くようにとコーラスを含め、僕らのスキルを存分に生かした結果、スピード感あふれる楽曲に仕上がったと思います。4月から始まる恒例のデビュー50周年春ツアーは新曲を聴きながら、共に新幹線で全国を駆け巡りたいと思います」とコメント。

　山本さんは「以前から知っている作品だったので、お話をいただいた時は驚きましたが同時にとても光栄です！　新幹線を題材に曲を書くというのがとても興味深く、示唆に富んでいて制作も楽しみながらやらせていただきました。作品と楽曲合わせて愛着を持っていただけたら幸いです」と話している。

　「シンカリオン チェンジ ザ ワールド」は、主人公・大成タイセイら中学生の運転士が、超進化鉄道開発機構、通称ERDAが開発したシンカリオンを操縦し、日本各地に現れる正体不明の敵・アンノウンに立ち向かう姿を描く。大成タイセイらが乗るシンカリオンは、実在の作業車などをモチーフとした武装強化ビークルと合体する。シンカリオンがビークルと合体するのはシリーズ初となる。

　シグナル・エムディとProduction I.Gが制作し、これまでのシリーズに続き、SMDEがCGアニメーションを手掛ける。声優の石橋陽彩さん、小野賢章さん、土屋神葉さんが、メインキャラクターとなる3人の中学2年生男子を演じる。テレビ東京系で4月7日から毎週日曜午前8時半に放送される。

　「シンカリオン」シリーズは、ジェイアール東日本企画、小学館集英社プロダクション、タカラトミーが原案のコンテンツ。テレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」が2018年1月～2019年6月に放送され、劇場版「新幹線変形ロボ シンカリオン 未来からきた神速のALFA-X」が同年12月に公開された。テレビアニメ続編「新幹線変形ロボ シンカリオンZ」が2021年4月～2022年3月に放送された。

　（C）プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK／ERDA・TX