石橋静河：“代理母”役に葛藤　稲垣吾郎＆内田有紀との共演「すごく勇気が出た」

　俳優の石橋静河さんが4月12日、NHK放送センター（東京都渋谷区）で行われた同局の「ドラマ10」枠（総合、火曜午後10時）で4月30日にスタートする主演ドラマ「燕は戻ってこない」の会見に出席。「代理出産」をテーマにした本作に出演するにあたり、石橋さんは「すごく勇気が必要だった」と告白した。

ウナギノボリ

解説：新たな“最高峰”を目指したガンプラ　45周年のこだわりとは

　「原作を開くのにすごく時間がかかって、興味はあるけど怖いな、絶対大変だなと思って、なかなか勇気が出なかった」という石橋さん。しかし読み始めると、あまりの面白さに1日で読み終わってしまったという。

　「代理母のことだけではなく、普段女性が生きていく上で感じている、口にするほどじゃないけど嫌だったことや苦しかったことが、叫びとして頭の中に響いた気がした」と回想し、「これはドラマという形を通して世の中に伝えなきゃいけない話だと思いました」と出演を決めた理由を明かした。

　また、稲垣吾郎さんと内田有紀さんが出演することを知り、「すごく勇気が出たというか、役としては孤独なんですけど、楽しい先輩方と一緒にこの作品に挑めることがうれしかった」と笑顔を見せた。会見には、稲垣さん、内田さんも出席した。

　ドラマは、桐野夏生さんの同名小説（集英社）が原作。お金も夢もない29歳の派遣社員・リキ（石橋さん）は、職場の同僚から「卵子提供」をして金を稼ごうと誘われ、面談を受けてみると、エージェントから「代理出産」を持ちかけられる。元トップバレエダンサーの基（稲垣さん）と、その妻の悠子（内田さん）が、高額の謝礼と引き換えに二人の子を産んでくれる「代理母」を探していた……というストーリー。