ポツンと一軒家:岐阜県の棚田と田舎料理 86歳女性が捜索隊をおもてなし ゲストの渡邉美穂は「自分の実家ではないのに、思わず帰省したくなりました」

4月28日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ
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4月28日放送の「ポツンと一軒家」の一場面(C)ABCテレビ

 日本各地の人里離れた一軒家で暮らす人を追うバラエティー番組「ポツンと一軒家」(ABCテレビ・テレビ朝日系、日曜午後7時58分)。4月28日は、岐阜県の山中で200年以上続く棚田を受け継ぐ61歳の男性と母の心温まる暮らしぶりを放送する。ゲストは俳優の岩城滉一さん、「日向坂46」元メンバーで俳優の渡邉美穂さん。

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 岐阜県南部を撮影した衛星写真には、一軒家と、細⻑く切り開かれた土地に畑が並んで配置されている。ゲストの岩城さんは「こんなにも深い森の中に畑を作るなんて大変なことですよ。しかも、この大きさの畑はちょっとやそっとじゃできないと思うんです」と、これからの展開に期待を込める。

 捜索隊は山の谷間を流れる川沿いの道を抜けて最寄りの集落へ。衛星写真を手に住民に聞き込みを行ったところ、ある女性が「中学までの同級生の家で80歳を過ぎた元気なお母さんと一緒に暮らしていると思います」と有力な情報も得た。そして、同級生の女性が親切にも案内役を買って出てくれることに。

 一軒家へ向かう山道は深い杉林に覆われており、ところどころ土砂崩れの跡も残されたままだ。しかも、急傾斜の上り坂で倒木もそのまま残されている場所もあり、捜索隊は慎重にハンドルを握る。そんな険しく荒れた山道の先に棚田が見えてきた。そこは、山の中腹から尾根にかけて細⻑く切り開かれた土地だ。出迎えてくれたのは、畑作業中の61歳の男性。この地は200年以上前から代々受け継いできた土地で、かつては5軒ほどの家がある集落だったが、50年前に一軒だけになったそうだ。

 1年前に父を亡くし、現在は86歳の母が一人暮らしをしているというが、男性が70キロ離れた自宅から実家に通い、週の半分ほどは一緒に暮らしているといい、「先祖代々受け継がれたこの棚田を守るのは、自分の役割だと思っています」と語る。あぜ道は狭く急こう配のため、大型の農耕機を入れることができない。だが、亡き父と同じように、歩行型の農耕機で手間ひまをかけて棚田の手入れをする。

 母も当たり前のように畑作業をして、採れた野菜を料理して捜索隊に振る舞う。ゲストの渡邉さんも「自分の実家ではないのに、思わず帰省したくなりました」としみじみ語った。

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