虎に翼:7年前はヒロインの“記憶喪失の父” 「裁判官編」突入で沢村一樹が登場 予告で寅子を「サディ」呼び

NHK連続テレビ小説「虎に翼」で久藤頼安を演じる沢村一樹さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」で久藤頼安を演じる沢村一樹さん (C)NHK

 伊藤沙莉さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)。6月3日から始まる第10週「女の知恵は鼻の先?」では、俳優の沢村一樹さんが久藤頼安役で登場する。

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 「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で、後に裁判官を務めた三淵嘉子さん(1914~84年)の人生をモデルとしたオリジナルストーリー。ヒロインとその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていく姿を描く、リーガルエンターテインメントだ。

 ドラマは第10週から「裁判官編」へと突入する。沢村さん演じる久藤は、裁判官を目指す寅子(伊藤さん)の実力を買って、採用に力を貸してくれる。人当たりがよく常にフレンドリー。海外の事情にも詳しく、振る舞いのすべてがスマート……というキャラクターだ。

 沢村さんは、2017年度前期の「ひよっこ」でヒロインの“記憶喪失の父”を演じて以来、7年ぶりの朝ドラ。今年1月の出演発表の際には「主演の伊藤沙莉ちゃんとも朝ドラ以来で、今回は初めて彼女とのセリフのやり取りがあるので楽しみで仕方ないです。少し近寄り難い感のある戦後の『司法』の世界を皆様に身近に感じていただけるよう、現場のスタッフ・キャストの皆さんと共に、明るく楽しくお届け出来たらと思います」と語っていた。

 第10週では、昭和22(1947)年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤さん)が向かったのは法曹会館。人事課にいたのは桂場(松山ケンイチさん)だった。久藤の後押しによって司法省で働くことになった寅子は、民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す。

 民法が改正されれば多くの人が混乱すると語る神保(木場勝己さん)に、寅子は花江(森田望智さん)を思い出し、強く反対意見を言えない。一方、穂高(小林薫さん)は、法の道へ導いて不幸にしたと詫び、新しい仕事を紹介しようとするが、寅子はそれを断るのだった……と展開する。

 予告では「佐田寅子です」と自己紹介する寅子を「サディ」と呼んで歓迎する久藤の姿も映し出されている。

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